喉が乾いて目が覚めた。



時計を見るとまだ夜中……



腕の中には愛しい恋人。



その柔らかな肌と心地いい体温を認識すると幸せが込み上げる



可愛い寝顔にキスしようと顔を近づけると泉が目を覚ました




「みつ……近い/////」



日「キスしようとしたら起きるから~(笑)」



ちゅっ



日「……っ////そんな可愛いことしたらまた襲うよ?」



「さっきしたやん/////」



日「まだまだ足りない♡」



「もうっほんとに元気なんだからっ///」



日「あ、メールきてるんじゃない?さっき光った」



「……あ、お母さんだ」



日「お母さん何て?」



「……え。」



日「どしたん?」



「いや、何でもないよ(笑)」



日「え~笑ってるやん。気になる、見せて?」



「いいけど、怒らないでね~?」






今日のライブめちゃくちゃ良かったよ!

曲もお母さん好きな曲いっぱいあったし、

海の中の演出も綺麗でよかったです。

何より泉が楽しそうで、お母さんはそれが1番安心しました。

また近々帰っておいで。


後1つ気になってたんだけど、

泉ってば秀太くんと日高くんどっちが好きなの?(笑)

日高くんに何度か見つめられてる時めっちゃ動揺してたやろ?お母さんの目はごまかせません!

あと秀太くんに可愛いって褒められて耳真っ赤だったよ~

日高くんもかっこいいけど、お母さんは秀太くんだと嬉しい♪




「お母さん(笑)」



日「……お仕置き忘れてた」



「え?」



日「秀太に本気で照れてたやろ?だからお仕置き」



「ちょ、ちょっとっ……ぁっ///」



日「声出したらバレるよ♡」




この部屋にきた瞬間、髪を乾かす泉のこれまた小悪魔な部屋着から伸びる美脚と今にも見えそうなお尻に欲情して襲ったんだった。



その時忘れてた嫉妬心が彼女のお母さんのメールで蘇ってきた。

お母さん、すいません。あなたの娘さんなのは百も承知ですが、泉は誰にも渡しません(笑)




「ぁっ…ゃっ…んん///」



日「もう他の男にあんな顔みせんな……」



「んふっ…わかった……んんっ////」



日「お前は俺のだから……」



「ん…ふぅん…////」




俺の指の動きにシーツを噛んで声を我慢する泉にそそられる。



セクシーな唇に深いキスをしながら、愛しい気持ちを指に込めると目を閉じて俺の肩をギュッと掴んで快楽に耐えている。




ほんと可愛いな。




今までの俺はこんなに彼女に執着なんてしてなかった。



好きだと言われて付き合えば、見た目と中身のギャップに何度も「何か違う」と言われて、

仕事ばっかの俺に追い討ちかける「私より仕事なんでしょ?」の言葉でさらに心砕かれて。



いつの間にか恋愛に対しては来るもの拒まず去るもの追わずでドライになってた。



でも泉は違う。



同じ仕事して同じ目的があるからか、自然と分かり合えていた。

仲間から恋人になって分かった、泉の新たな一面……



サバサバしていて強がりな性格が俺と2人きりになると素直で従順になる



かと思えば小悪魔の様に俺を翻弄する



俺より歳上には決して見えないベビーフェイスの割にセクシーな唇とハスキーボイス



もう中毒になっている細い身体の割に豊満な胸とエロさが際立つくびれ……







泉の全てが俺を夢中にさせる



何気無い仕草にいちいちドキドキする



そんな鼓動さえもクセになる






俺が紡ぐどんな愛の言葉よりも、君の「愛してる」にかなう言葉はない



他のどんな綺麗な歌声よりも、君が俺を呼ぶ「声」に勝るものはない



どんな可愛いものも、君が俺の言葉で照れる表情にはかなわない






泉はよく俺にズルいと言うよね?



俺の言葉攻めには勝てないと。



でも違うよ?俺は君には勝てないよ……






俺をこんなに夢中にさせる君の勝ちなんだ。








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