『カットー!!チェック入ります!』




今日は新曲が使われるとあるCMのスペシャルムービーを撮影。



前向きな歌詞と心地いいテンポがぴったりだ。

衣装も曲のイメージと合わせてコーディネート。

白のスニーカーとお団子ヘアも爽やかで気に入ってる♡



学業と部活を両立する中学生がテーマなだけあって歌のプロモーション部分は実際の教室を使って撮影する。



懐かしいな……





『OKです!これから屋上での撮影の準備に入るのでしばらく待機でお願いします!』



「『はーい』」



久しぶりの学校でテンションが上がって待機中にスタッフさん含めみんなの学生時代の話に。


西「学生といえばさ、リーダーと泉の学生時代ってどんなだった?」


「え~もう忘れたよ~(笑)」



浦「同じく昔過ぎて忘れました」



宇「知りたい知りたい!」



末「デビュー当時10代だったメンバーはみんな学生時代一緒だったから知ってるけど、直也くんはもう大人だったし泉は途中加入だから知らないもんな~」



伊「泉の女子高生時代とか、可愛かったんだろーなぁ♡」



日「カワイイに決まってるやん(◍′ω‵◍)」



與「うわっ日高めっちゃデレてるやんっきもっ!」



浦「日高鼻の下伸びてる」



日「仕方ない♡」



西「制服もさ、いろいろじゃん?ブレザー、学ラン、セーラー服とか。

泉はどっちだった?」



「セーラー服だったよ♪

あ…ちょっと待ってね……ほら、これだよ」



宇「え、めっちゃかわいい」



「そうなの♡セーラー服が着たくて絶対ここに入るって決めたから(笑)」



日「ね!スカートはミニ?膝上何センチ?!」



伊「だっちゃん質問がやらしい」



「え~何センチかなんて覚えてへん(笑)

けどこうウエストを何回か折ってはいてたよ……ってそんな事聞いてどうすんの?(^_^;)」



浦「今度コスプレする?年長コンビで制服着ちゃう?(笑)」



日「参加希望!!( •̀ω•́ )✧」



末「おまえはただ泉が見たいだけやろっ」



日「当然っ( •̀ω•́ )✧その後お持ち帰りで!」



「持ち帰らなくていいですっΣ(///□///)」





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学生時代トークは意外にも盛り上がった。

私と直也くん以外は勉強とレッスンの日々だったんだな……

みつの学生時代も見てみたかったな~

きっと昔からかっこよかったんだろうな……


そんな事思っていたら、屋上での撮影準備が整って監督さんに呼ばれる。



『みなさんよろしくお願いしまーす』



「『お願いします!!』」




みんなの後に付いて行くとふと後ろから名前を呼ばれた。



『吉井?』



「ん?」



『覚えてない?』



「…え、吉澤くん……?」



『久しぶり』



「わぁ、久しぶりー!!

ほんまに学校の先生やってたんやぁ!」



『吉井が勧めてくれたからやで』



「そっかぁ~!こんな所で会えるなんてほんまに偶然やなぁ!」



『まさか吉井が芸能人になるとは思わんかったわ~(笑)』



「それは私も思う(笑)」




声をかけてきたのは高校で唯一3年間同じクラス、出席番号も前後だった吉澤くんだった。



それにしても東京で偶然関西の同級生と出会うってほんとにあるんだ……



少し吉澤くんと談笑してたらみつが呼びに来た。




日「泉、スタッフさん呼んでるし行くよ?知り合い?」



「そうなの!高校の同級生の吉澤悠くん」



日「日高です。よろしくお願いします」



「時間押してるっぽいし行かないとね」



日「すいません、後でまた」



『あ、こちらこそ引き止めてしまってすいません』



「ごめんね、行ってくるよ~」



『じゃあな』




屋上へと上ると懐かしいグラウンドの風景……


吉澤くんと再会して一気に高校の記憶が甦っていく。



そう言えば吉澤くんとは今の男子メンバーくらい仲良かったもんなぁ~



というより、実はひそかに好きだったんだけど(笑)



結局言えずに卒業しちゃったからな~




今は隣で楽しそうに撮影してる可愛い黒猫くんがいるし、いい思い出として胸の中にしまっておく。



これをみつに言うとやきもちやいて面倒くさい事になるから言わないけど(笑)





『おっけーです!

後はCGと合わせたものをチェックして終了になりますので少しお待ちくださーい!!』




チェックの間、撮影中ずっと付き添ってくれてた吉澤くんが話かけてきたので再び思い出話に花を咲かせる。



吉澤くん変わってないな……




当時の記憶を再確認するように色んな話題で盛り上がっていた。







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