雨西「大丈夫、人生のシナリオはいつだって書き直せる――。今日のレビューは「Re:LIFE ~リライフ~」だな」
映子「15年もヒット作に恵まれないかつてのアカデミー賞脚本家。そんな彼が片田舎の大学講師になり、生徒たちと向き合う事で自らの人生とも向き合っていくといった感じの物語ね」
雨西「んー、もう少し脚本家っていう設定を活かしてほしかった気もするな」
映子「確かにね。キースが自らの人生と向き合う事になったのも、単にホリーのまっすぐな生き方に触れてってってのが大きかったしね」
雨西「シナリオの書き方を説明したりするうちにとか、生徒たちの脚本と自分の人生を重ね合わせてとか、もっと脚本家らしい内容を期待してただけにちょっと残念だった」
映子「主演のヒュー・グラントの演技はよかっただけになおさら思うわね。やさぐれかけてかつての栄光にすがりついている感じがすっごい好き」
雨西「自分の教え子が成功してついに自分の立場を悟るシーンがよかったな。新しい自分を受け入れて、ここからリライフなんだって感じで」
映子「というわけで評価は「★1つ」くらいで。ねえ、こんだけ映画観てるんだから、私たちもガチれば面白い脚本書けるんじゃないかしら」
雨西「無理に決まってんだろ…。クリエイターなめんな」