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気分:アルバイトを辞める日にこんなに晴れているのだから大安吉日。

 

今日は年明けからはじめたアルバイトの最終日だった。

 

大人になるにつれて何かから卒業することは少なくなってくる。

幼いころは毎日が卒業の連続だった。

 

おしゃぶりから卒業。オムツからの卒業。

離乳食にだって離れるという字が入っている。あれは乳からの卒業だったのだろう。

 

幼稚園、小学校、中学校、高校、大学。

この20年間で5回も卒業を迎えていたことを振り返ってみて気がつく。

 

そして社会人になってからは自動的に卒業させられることはほとんどなくなってくる。

居続けようと思えば、居続けられるし、

卒業してしまおうと思えばいつだって出来てしまう。

 

自由だけれど勇気と責任が付きまとう。これが大人になっての卒業。

 

新卒から勤めていた会社を5年間で区切りをつけて退職した。

見方によればこれも卒業なのかもしれないが、

次に向かう先はある程度は決まっていたのでそこまで不安はなかった。

 

話は少し逸れるが、海外では卒業を「graduation」と訳すらしい。

語源を調べてみるとラテン語の「gradus(グラデュス)」という言葉が由来らしく

意味としては「階段、段階」といった意味があるとのこと。

 

なんとも「卒業」という言葉よりもわかりやすく、

「退職」という言葉よりも優しい意味合いがあり素敵だなと思う。

 

そう考えると学生時代の約20年間は次の進学先が大まかには決められており

階段状になっている印象はあったが、

社会人になると急に階段がなくなってしまったように思い、道を見失いかけるときもあった。

 

私は人よりはどこに向かって階段を登っているのかを理解しているほうなので、

そこまで苦しんだことはなかったのだが、その私でも不安になったことはあったので

多くの人は相当な苦労をしているのだろう。

 

そこには「転職」や「退職」みたいな「転がる」や「退く」といった意味を持った

言葉が付いて回っているのも少しばかり影響しているように思う。

 

そうしたときにさきほどの「Graduation」が持っている「階段」というのは

救いになる言葉なのではないだろうか。

 

話は散らばりまくってしまったが、

前職を退職(そうはいっても使ってしまう)してから約1年ぶりの卒業だった。

 

素敵なおじ様方と歩んだこの3か月間も階段となり、

私の素敵な未来に繋がっているに違いない。

 

generation prompt:

As cherry blossom petals dance, a somber British gentleman attends a kindergarten graduation ceremony in a business suit and hat. His expression shows a quiet emotion, and his eyes show respect for Japanese tradition and culture. The smiling faces of parents and teachers in Japanese attire spread out behind him, and the scene of a happy ending, symbolizing the fusion of different cultures and a new beginning, engulfs him.