天気:☂

気温:最高/12℃ 最低/6℃

気分:雨でも帰るときだけ雨が止んでくれたのなら大安吉日。

 

雨が一日中止まないことは起きた瞬間から何となくわかる。とんでもなく暗いからだ。

朝が来ているのにまだ夜なのかと思うほど真っ暗だとおおよそその日の雨は一日中止まない。

 

今日もいつも通り6時半くらいにアラームをかけて目覚めたのだが

暗すぎて二度寝してしまって7時近くまで寝てしまい慌てて出かけることになってしまった。

 

それくらい止まなそうなどんよりとした雨雲が空を覆っていた。

 

ここまで天候が悪いと普段であれば15分ほどかけて駅まで歩いていくのだが、

出発時間から考えても自転車で行かないと間に合わず、

一人だけ雨なんか降っていませんと言わんばかりの爆速で雨を切って駅まで走っていった。

 

そして駅近くの駐輪場に着きリュックの中を見るとアルバイトの道具類がないことに気がつく。

最悪、無くても仕事はできるのだがある方が圧倒的に効率的に進められるものだった。

 

少しばかり落ち込みながら、

近づく電車の時刻に間に合わせるべく改札まで続くエスカレーターに乗る。

 

そう言えば昨日でSuicaの残高が100円を切ってしまっていたことを思い出し、

Suicaアプリを開きチャージを試みるもパスワードを要求される。

 

FaceIDでもチャージできるのだがコートのチャックを口元まで上げているため

FaceIDの顔が困り顔で首を横に振る。

 

パスワードを手動で打たなくてはいけなくなり入力するも、

あっているとは思うのだが何故か不正解。

 

さらになぜかここでパスワードロック。

そんなときでも動き続けるエスカレーター、近づいてくる改札。

仕方がないのでウォレットアプリからチャージをする。

 

ここでもFaceIDを求められることを覚えていたので

チャックは事前に下げておき顔全体をあらわにさせておく。

いつも通りの顔が出来るように真顔の練習をしておく。

 

改札まであと2歩くらいのところ、何とかチャージ完了。

 

そこで電光掲示板を見ると乗ろうとしていた電車が10分遅延していることがわかる。

何ということだ。チャックの上げ下げは何のためにしていたのだろう。

 

時間ができたので駅中の本屋さんの店外に出ている雑誌に少しばかり目を通す。

好きな女優さんが表紙になっている雑誌が並んでいて

それまでの慌てていた気分が嘘のように気が晴れてアルバイトに向かうことができた。

 

頭では小学生くらいのときから理解は出来ているのだが、

やっぱり焦っているときに人はミスを冒してしまう。

 

ゆっくりしていれば大きく失敗することはないのだ。

どんなに悪路だって小さく小さく歩みを進めていけば足を挫くことはない。

 

石橋を叩いて渡る時間を作っておくことが無事に渡るための一番の秘訣なのだと私は思う。

石橋の向こうに改札があって電車が出るまであと一分だったら、

どんな天才も叩いている時間はないだろうから。前日の夜にできることはしておく。

 

今日もチャーハンを作りました、今日はレタスチャーハン。もう焦らななない。

 

 

generation prompt:

A mysterious stone bridge created by magical power exists in a fantasy world. The bridge is surrounded by nature, surrounded by trees with strange flowers and dancing fairies. People crossing the bridge hold shining magic wands in their hands, and glittering particles of magic fall at their feet. When they hit the bridge, the sound carried by the wind became a beautiful melody that reverberated around them. This magical stone bridge shines in a fantasy world as a place that gives people courage and hope and heralds the beginning of a happy adventure.