昨日うちのメンバーと話したのは育ちの話。


世の中にはとんでもねーセレブがいるんだね~。


まあ詳しくは話せないが俺とそのメンバーの共通の知り合いがそうだったって言う話。


そんでひたすらスッゲ~!って言いまくった。


だが羨ましいかと聞かれると…わからんちん。


だって凄すぎるんだもん、桁違い。


それはそれで見えない苦労もあるだろーしな。


俺が言ってるセレブってのは二世以降のお金持ちね。


要は親や親族が勝ち上がったためお金持ちな人達。


つーかマジほんとにスゲーからね…セレブのライフスタイルってのは。


いるとこにはいるし、あるとこにはあるんだなぁっつー話よ。


そして一方、自分はゲトーの出身だって公に言う人達もいる。


日本にだってゲトーはあるんだ、自分の地元がそうだと。


もちろん俺のツレにもいるんだが…またこれがスゲーんだな~、話聞くと。


凄まじい環境なわけだよ、これまた俺の周りにはそうそういるわけではない。


そんなハードな場所でいっぱしの顔してカッコつけるのも楽じゃないに決まってる。


だからセレブなやつら、ゲトーなやつら、両方とも話聞くとトテモ勉強になるですよ。


だって俺の家はバリバリ中流だからね。


セレブなわけねーけどゲトーなわけもない。


大して治安の悪い地区でもないし、親も離婚してないし、家族みんな元気に暮らしてる。


わりーね、俺の育ちに大層なバックグラウンドを求めても大して何も出てこねーよ。


俺は環境に追い込まれてBボーイになったんじゃないからさ。


自分で選んで進んでそうなっただけだからね。


でもさ、多分中流な家庭が実際一番多いわけだろ?


なら俺が俺みたいになんでもない育ちのやつらを代表して、そいつらのハートを掴んだなら一番共感の票数は多いんじゃね?


俺は中流育ちなことを恥じないし、えばりもしない。


ただ、誇るよ。俺の親は俺を愛情たっぷりに育ててくれたからな。


俺の親父は酔っ払うとよくこう言った。


「おいダイスケ~、変に期待するなよ、わしの家はな~、先祖代々どこまでいっても百姓じゃ!」


いーじゃねーか親父、誇ろうぜ。


親父のでっかい手は御先祖様の畑仕事の記憶だよ。


俺は親父みてーなカッケー手、ほかで見たことねーもの。


俺は俺の育ちを誇るぜ。


でもセレブもゲトーも突っぱねないで対等に付き合うよ。


俺は社会が知りたいから人間を知りたいだけ。


60億分の1のサンプルを集めに人間交差点に突っ込んでいくだけよ。


それが俺だ。それ以上でも以下でもない。


俺は日本の中流育ちのBボーイの代表だ。


そしてそれを誇る者だ。


だから俺の役目はこの国の大多数の人間のハートに触れることなのだ、多分。


俺がやらずに誰がやる!


誰よりも前に俺がやるわい。


どやさ!


どやさどやさどやさどやさ!


言いっぱなしでそんじゃまた。