今回から内装作りの作業工程をざっくりと記録していきます。


はじめは、実際に計画通りにやれるかどうかと、さまざまな工具類を使う練習のため、奥の面だけやってみました。


【材料調達】

OSB合板9mm 5枚

スタイロフォーム30mm 4枚

下地材 赤松KD材30×40×1950  2束(12本)

その他(作業工程内でできる限り紹介)


【下地作り】

壁のパネルをとめているボルト穴を利用する方法を選択。
①必要な長さにカット
赤松KD材1950mmでは長いので丸ノコでカット。


②干渉部分をカット


パネル中央横に走る補強?のための2本の筋を逃すための溝をトリマーで掘ります。



③ボルト穴を開ける

こんなボルトがついています。M6サイズ。


1本の柱につき3つのボルトを取り付けるための穴を開けます。穴の位置は、実際に下地材を立て、横からゴムハンマーで叩くと痕がつくので、それに合わせて、6.5mm(これが大失敗😔)で穴を開けます。


④下地材取付


こんな感じで取り付けます。

ただ、パネル側で受ける穴のほとんどが中心から若干ずれていること、そして開けた穴の位置が雑すぎてそもそもずれていることで、下地材に開けた6.5mmの穴では、ボルトをはめるときに微調整ができず、結構苦労しました。ここは8〜9mmの穴を開けておく必要があるかと思います。


この穴にM6×50mmにM6×1.0のワッシャーをかませて下地材を取付ます。


下地材(30×40)の向きについては、断熱材の厚さ(30mm)に合わせて、ボルト穴が開いている面を30mmにしました(これも大失敗😭)



下地材が必要な場所については、壁材となるOSB合板の貼り付け方を考慮して、必要最小限にしました。ちなみに下地材が少ないと、貼り付けたOSB合板が波打ったり、縦のつなぎ目に段差ができます。気にならなければ、縦だけ(パネルの繋ぎ目につき1本)でいいのかもしれません。


ちなみに横の下地材は、3.8×50mmのビスを左右1箇所ずつ斜め打ちで固定しています。


⑤断熱材取付

下地材で仕切られたパネル面の大きさに合わせてスタイロフォームをカットしていきます。カッターナイフで簡単に切れるため施工自体は楽です。極力しっかり嵌め込みたいので、計測値ギリギリで切り出しますが、やはり簡単には嵌りません。端材の上からゴムハンマーで叩きながら嵌めていきます。
下地材の向き(ボルト穴の面を30mm)については失敗でした。当初は断熱材の厚さと同じだから都合がいいと思いましたが、例の補強?のための2本の筋が邪魔をして入らず、急遽トリマーを使って溝を掘り逃すことに。(これがとんでもなく面倒でした。というかスタイロフォームをトリマーで削るとものすごい粉が舞い、さらに静電気のせいか服からなかなかとれません😅)

⑥気密テープ貼付け
はじめはこの作業をやる予定はなかったのですが、スタイロフォームの貼り方の記事をネットで見ていたら、気密テープで極力隙間をなくす必要があることを知りました。ただ、このことを知ったのがOSB合板を貼り終わった後・・・。

悩みましたが、今ならまだ間に合うと考え、貼ったOSB合板をはずして気密テープを貼ることにしました。


で、購入した気密テープがこちら。奥の面だけでこのテープを2本程度使用しました。


⑦OSB合板貼付け


※この画像は、気密テープを貼らずに合板を貼り付けたものです。あと、下に見える下地の横柱もこの後もう少し上にずらしています。

OSB合板1枚では縦の長さが足りません。上を空けるか、画像のように下を空けるかはさまざま考え方があるとは思いますが、上を空けるとつなぎ目が目立つ所にできてしまうため、見た目重視で下を空けることにしました。


ただこの問題点は、一人の作業ではとても苦労するということ。下に合わせて貼るのは簡単ですが、このように上に合わせようと思うと、持ち上げた状態でビスを打たなければなりません。


正直無理だったので、端材で下で合板を支えておける治具を作りました(本当に簡易的な物)。画像はありません。


そして、想定外だったのがここ。

奥の面の上左右にあるパネルです。合板をなるべく端から貼り付けたいのですが、これが邪魔をして端までいきません。奥の面と左右の面とが交わる部分ですが、このままでは、奥も左右もどちらの合板も中途半端で、つなぎ目に隙間ができてしまいます。


悩んだ末に・・・、

こんな感じで斜めにカットして・・・、



あの変なパネルを少しだけかわしました。


とりあえず奥の面はほぼ終了です。

この面だけでも1日半もかかりました。工具の使い方に慣れていないことや段取りの悪さ、そして性格の雑さによるやり直し作業が発生したのも原因です😭


ただ、練習を兼ねてこの面からまず仕上げてみたことで、確実に要領は掴めました。そして、このあとに必要な材料も読めたので、無駄な出費は避けられそうです。素人の私にとっては、この時間は確実に必要で貴重でした。


次回からは一気に仕上げていこうと思います。