若松孝二監督を巡る、青春群像劇、とでも言えようか。
先に結論を言ってしまえば、すこぶる面白かった。
いやー、いい映画見たなあ。
仙台フォーラムで、今朝9:40からの回で観て、
夜、この感想を書いているが、
余韻がまだしみじみと残っている。
余韻が続くのは、良い映画の特徴である。
本作は『止められるか、俺たちを2』で、
前作『止められるか、俺たちを』は、
売れっ子監督の白石和彌監督が撮っている。
ネットのレビューなどを見ると
前作の方に軍配を上げる人が多いが、
私は『2』の方が好みである。
さて、本作は若松孝二を描いた作品ではあるものの、
彼を美化しているわけでもなし、神格化しているわけでもなく、
適切な距離で描かれていて、そこに非常に好感が持てる。
60代、70代の映画ファンにとっては
若松孝二と言えば、きっと若かりし頃に
胸を熱くさせた監督なのだろうけど、
私にとっては、まあ名前は聞いたことがある
くらいの人である。
そんな私のように、若松孝二のことを知らない人が見ても
十分に面白かった。
・・続きはまた後日書こう。