映画は好きだが、俳優の名前は覚えられないタチで、

この映画もほぼ全員、名の知らぬ俳優だった。

 

ただ、映画自体は、十分に楽しめた。

 

男女4人の、交錯する恋愛関係を描いたもので

全編を通して、クスっとなるシーンがちりばめられている。

 

序盤で言えば、むっちゃんという女の子と

ペンジーという男の会話で、

ビジネスホテルのバイキング式の朝食の話になり

「ご飯とトーストを両方食べる、あの背徳感がたまらない」

というやり取りがある。

 

「あと普段絶対飲まないオレンジュースと牛乳の組み合わせも

背徳的でいい」

「しかもオレンジジュースを飲みながらオレンジを食べちゃう」

なんて話で盛り上がる。

 

何が良いって

「背徳的」っていう言葉の選び方がいい。

これは普段の会話でも使わせてもらおう。

 

そしてこのペンジーという役は、

中島歩さんという方が演じていて、

とかくモテる男の役なんだが、

この人の声がいい。

 

よく女性は男の低く響く声に魅力を感じるというが、

それがよく分かる。

おっさんの私でもいい声と感じるのだから、

女性はなおさらだろう。

この映画のコピーに「屁理屈99%、名言(のようなもの)1%」というのがある。

それでいうと、終盤でベンジーが

往年のサッカー選手、ロベルトバッジョの名言を引用していて、

私は40半ばなので、バッジョは勿論知っているが、

この名言は知らなかった。

 

それはワールドカップでPKを外したチームメイトに

バッジョが投げかけた言葉で

「PKを失敗できるのは

PKを蹴る勇気を持つ者だけだ」

というもの。

 

何かこの言葉に会えただけでも

今日は得した気分である。

この言葉って、いろんな分野で活用できそう。

 

 

 

 

 

 

 

 

最近見た映画はこれ

 

Ameba映画部