おつかれさまです。コガダバです。
2017年もあと少しで終わりますね。今年はどんな一年だったでしょうか?私、個人的には例年よりも外出をすることが多かったりして、幾分アクティブだったような気がします。来年はもう少し頑張って、例えばスポーツ観戦なんてしてみるのもいいな、なんて思います。
ダバドの活動はまだまだ緩やかであり、この一年で発表できた曲は「ナイター」と「Awake」だけでした。少なすぎるような気がしますね。まあ制作は毎週やっているので、発表していない曲はもっとたくさんあるのですが。ダバドも来年はもうちょっと活発に動きたいであります。例えばまたニコ生でおしゃべり配信をしたり、まさかのライブ活動をやるのもいいのではないか、なんて話もしていたり・・・。そのあたりを含めて、音楽的にも変化していくことがダバドというチームの骨頂ではあります。来年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
ここで、私的BOOK OF THE YEAR 2017を発表させていただきます。
雑誌のダ・ヴィンチ的なノリです。この一年で読んだ小説、コミック、観た映画の中から特に印象に残った作品を紹介しようというわけです。しかしランキングは付けきれないので、あくまでも順序不同です。また、今年発売された作品に限らず、それ以前に発売されているが、私が今年にはじめて読んだ作品も含まれています。特に小説は文庫派なので、新作はほとんど読んでいません。
■青白く輝く月を見たか?/森博嗣
(講談社タイガ)
Wシリーズの6作目。まずなによりも文庫書き下ろしなのが嬉しいです。登場人物に対するキャラ萌えもありますが、よく構築された未来社会の設定が当たり前に背景にあるところが心地よいです。
■ねじまき精霊戦記 天鏡のアルデラミンⅦ/宇野朴人
(電撃文庫)
既刊13巻、12月23日現在。その7作目。読後の数日間の気分に影響がありました。ライトノベルだから読まない、という考えだった時期もありましたが、その考えを捨てていてよかったです。この作品に出会えてよかった。
■火花/又吉直樹
(文春文庫)
読後感はふわりとしたいい気分でした。会話文の掛け合いで思わず声を出して笑ってしまう箇所がいくつかありました。ベージュのコーデュロイのところとか、前フリからオチまで絶妙な描写です。いずれ新作も読んでみようと思います。
■依存/西澤保彦
(幻冬舎文庫)
匠千暁シリーズの5作目(短編集を除く)。このシリーズは読むほどに酒が飲みたくなります。大学生4人の青春ミステリィ。青春と呼ぶにはいささかならずとも捻くれまくった事件に巻き込まれる機会が多い人たちです。作品的には千暁自身の転換点でしょうか。
■イムリ/三宅乱丈
(BEAM COMIX)
ここから漫画作品です。2つの星、3つの民族の争いを描いたSF漫画です。既刊22巻。主人公デュルクを含めて人間関係とかいろいろ上手くいかないなあ。読んでいてもどかしい。そんな中、チムリの存在にほんの少しお気楽さを取り戻せるのが読者にとって救いです。(彼女自身も大変な境遇に身を置いているのにね。)
■東京喰種:Re/石田スイ
(ヤングジャンプコミックス)
実写映画の公開もありました東京喰種の続編ですね。既刊13巻。12巻の内容がよかったので、実は13巻を読むのをためらっています。購入して手元にはあるのですが。満を持して読もう、ってなわけです。私はそういったことがよくあります。
■7SEEDS/田村由美
(フラワーコミックスα)
今年35巻が発売となり完結しました。最終話の見開き6ページには感動でしびれました。こういった漂流ものは昔から好きで、ロビンソン・クルーソーとか十五少年漂流記とか、蠅の王。ドラマでは漂流教室(楳図かずお作品のリメイク?ロングラブレターという窪塚洋介さんが出てたやつです)、対決スペルバインダー(海外)、TVアニメだと無人惑星サヴァイヴなんてのもよく見ておりました。
■1日外出録ハンチョウ/福本伸行、萩原天晴、上原求、新井和也
(ヤンマガKC)
カイジのスピンオフ飯テロ漫画です。私はカイジは読んだことがありません。実写映画の1作目を観たことがある程度でした。しかし、そんなの関係ありません。地下労働施設から、高額な1日外出券を買ってシャバを楽しむ班長大槻の記録。おもしろいです。既刊2巻。
■西遊妖猿伝 大唐篇/諸星大二郎
(モーニングKC)
この続編である西域篇が始まったころには、週刊モーニングを購読していたので、作品自体は途中部分を読んだことがあったわけですけれど、今になってどうにも気になってしまう作品だったのです。これは紙の本が福岡市では手に入りにくいため、電子書籍版で読んでいます。おそれながら諸星大先生の作品はこれしか知りません。が、ものすごい絵を描かれます。
■スターウォーズ・エピソード8 最後のジェダイ/ライアン・ジョンソン監督
(ルーカスフィルム)
映画です。すでに膨大な数のスピンオフ(主に小説でしょう)が生まれている作品なので、EP7もEP8も別々の監督作品だろうが何の問題もないのです。昨年のローグワンも傑作でした。EP8は新しいスターウォーズであるということを、とても強く印象づけてくれる映画でした。
こんなところです。直接的な感想は避けて書かせていただきました。映画はほとんど観ないので、今年劇場で観たのはスターウォーズとオーバーロード前後編の3本だけだったと思います。3本とも劇場で鑑賞しながら共通して思ったのは、シネコンだったので、他のシアターの(特に4DXシアターの)音や振動が伝わってきて嫌だなあ、ということです。スターウォーズなんかせっかくIMAX版で観てたのに、他シアターの揺れがはっきりわかって残念でした。
本は小説も漫画も子供の頃からわりと読むほうでした。読めない時期もありますが、最近は小説ですと平均して週1冊程度のペースです。合間に漫画を読んだりします。今年は小説以外の本(専門書やエッセイなど)もけっこう読んだし、来年以降もそうなるでしょう。また近年TVのアニメをよく観ていたのですが、昨年ぐらいから何やら気乗りがしなくなって、ほとんど観るのをやめました。そこに費やす時間の問題もあります。そんな中、この2017年秋のクールでやっていた宝石の国、少女終末旅行、キノの旅、の3作品は良かったです。この1年の屈託がいくらか緩和されたことに感謝です。ともあれ気が向いたらまた1年後にも、私が親しんだ作品をご紹介できる機会にめぐまれたらいいなと思います。ありがとうございました。良いお年を。