今回はPSPで発売中の「パタポン」をレビューしていきます。
尚、今回から各項目で良い点、悪い点も書いていきます。
それとネタバレも基本的になしで書きたいと思います。
ゲーム内容は楽しげな音楽に合わせてボタンを押し、兵士を行進させたり戦わせたりしていく一風変わったRPG。
ストーリー★★★☆☆
プレイヤーは一つ目の変わった生き物(以下兵士)達の歩く道を導く神様となり、兵士達の目的である「世界の果て」を目指す旅の協力をしていくという物語。
◎良い点
実にわかりやすい。
ゲームはステージクリア型なのだが、一つ一つがちょうどいい長さで味方も敵も個性的なキャラが多い。
×悪い点
ストーリー自体はいたって普通。
普通なのは別に悪い事ではないのだが、あまりにも普通すぎて盛り上がりに欠けている。
あとこれはものすごい個人的な意見だが、ある一人の巫女と呼ばれるキャラがかなりうっとうしい。まぁこれは多く語らないでおこう。
戦闘システム★★★☆☆
ボタンを押す順番でコマンドが決められてあり、音楽に合わせてそれを押して攻撃したり進んだりしていく。
なお、ステージが進むにつれコマンドが増えていく。
◎良い点
リズムに合わせてボタンを押していくシステムは斬新で面白い。
基本大軍対大軍の戦いの為、戦闘はかなり派手で弓矢や音符が飛び交う様はなかなか見ごたえがある。
育成要素もかなりやりこみがいがあり、敵キャラの落とすアイテムで兵士を転職させたり、装備も変えたりする事ができる。
兵士の種類も弓兵や盾兵、変わり物では鳥兵や笛兵などもいる。
×悪い点
やりはじめこそ斬新なシステムで面白いのだが前半慣れるまでは難しいのと、後半はダレてくる。
ステージでは音楽に合わせてボタンを押しているとコンボが発生し、コンボが最後まで重なるとフィーバーとなり兵士が強化される。
このシステムが厄介で、ステージ進行中は常に音楽に合わせてボタンを押さなければフィーバーが途切れてしまう為、1ステージにずっと集中しなければならない為かなり疲れる。
おまけに通常流れている音楽とフィーバーすると流れる音楽は違う為、リズム感がない人にはかなり高難度なゲームだろう。
総評★★★☆☆
全体的にかなり惜しいゲーム。
一応リズム感が音楽だけでつかめない人の為に救済措置として同じリズムで光る物はあるのだが、あまり意味がないように感じる。
戦闘システムは確かに斬新で面白いのだが、フィーバーシステムについてはもう少しどうにかならなかったのか。
アイテムを拾うことによってしばらくフィーバー持続するなど工夫する点はまだ多くあるように思える。
今では3まで出ているこのシリーズだが、このフィーバーシステムだけは改善されていない。
こういう個性的なゲームは他にあまりないため実にもったいない。