日曜、前々から頼まれていた、

脳性マヒの男の子の家に伺った…。


うちの事業所からも平日の入浴介助や食事介助は入室している。

そのメンバーに入るつもりは毛頭ない。


今回の依頼は外出介助。


どう言う経緯かは知らないが、月13時間ぐらい使えるらしい。


今、入室しているメンバーは全員却下らしい。

なのに入室メンバーではない自分に依頼が来た。


全く乗る気ではないが、とりあえず同行してくれと言うので昨日、初入室してきた。


情報は脳性マヒの中1の男の子。


初対面ではありますが、思っていたより軽度。

でも典型的は脳性マヒ。

知的障害とは違う。


サービスの合間にご両親に情報を聞くことしか出来ず、あまり情報収入出来ず…。


この辺りの子と外出するには、とにかく情報が必要だ。

言葉は話せない、拘りが強い。

オリジナルの手振り素振りからニュアンスを感じるのは慣れが必要だからだ。


2人で外出するには、もう少し早く時間が必要だろう。


それとネックになってるのは時給だ。


1h 1200円。

神奈川の最賃が1112円。


品出しでもないし、レジ打ちでもない。


命を預かる仕事だ。

ボランティアではない。


ビジネスなんだよ。


1200円じゃ、命は守れない。


1泊2食5000円の旅館に、1泊2食30000円の料理やサービスを期待してもあるわけがない。

なんの為の値段であるのか、価値の違いの値段なわけだ。

ビジネスである以上、1200円のサービスしかしなくなるの当たり前の人間の性。

2000円、3000円なら、それに伴うサービスをしたくなる。


万が一、ホームで電車に突っ走っても1200円では本気で追いかけられない。

それでも有罪になるのはガイドヘルパーだ。

だから正直、快諾はできない。


こっちはガイドヘルパーとしての矜持があるから。

安売りは自分をダメにする。


1200円でやってくれる、安価な質の悪いガイドヘルパーを探してもらおう。