㈱フェローテックホールディングスの2024年Q3決算について、見ていきたいと思います。

(2023年4月~2023年12月)

 

※株初心者の備忘録として、でたらめに書いていますので、

数字を含めてあんまり信用しないでください。

 

〇会社概要

ハイテク部品メーカー。

大きく2つのセグメントに分かれている。

 

1 半導体等装置関連事業

製造装置向け部品や製造プロセスで使用される各種マテリア部品を取り扱う。

 

2 電子デバイス事業

サーモモジュールやパワー半導体基板などを取り扱う。

 

〇売上

四半期ごとの売上推移は次のとおり。

売上の大部分は中国であり、成長を続けている。

日本は横ばい。

アメリカはQ1・Q2と半導体市況の影響で売上を落としているが、

Q3に回復してきている。

 

セグメント別の売上を見ていく。

おおよそ売上の半分は半導体関連。

Q1・Q2と売上と落としているが、Q3で回復している。

電子デバイスは着実に売上を伸ばしている。

中でもEVなどで使用されるパワー半導体基板の寄与が大きい。

 

半導体市場は2023年は調整局面であり、2024年から再び市場が成長するとみている。

それであるならQ1・Q2の落ち込みは説明可能である。

 

〇利益

利益率は次のとおり。

利益率が下がってきているのが気になるところ。

 

〇BS

純資産が十分にあり、固定資産をまかなえている。

現金も少なくない。

 

〇CF

営業CFは、売上増大により売掛金・棚卸資産の増加で、低くなっている。

積極的な設備投資を行っており、フリーCFはマイナス状態。

それを借入金や社債で賄っている。

CF上ではリスクをとっているが、純資産がまだ十分にあるので、

積極的に投資をしているのだろう。

 

〇株価

今期通期の会社予想の利益は150億円。

現状の株価(3,000円程度)からするとPERは9倍程度。

半導体市場の回復、電子デバイスの成長から今後売上を伸ばしていくことが想定されるのに、割安な水準となっている。

売上の多くは中国向けになっていることや利益率の低下傾向に嫌気がさしているのだろうか。

 

以上、決算状況をみていきました。

半導体市場の今後の見通しや、米中の貿易摩擦について、

今後もっと調べる必要があります。