北海道 羅臼岳 駆除されたヒグマが男性襲ったと断定 DNA一致
北海道知床半島にある羅臼岳で遺体で見つかった男性の近くで駆除されたヒグマについて、道がDNA鑑定を行った結果、男性の衣類に付着していたヒグマの体毛などと一致しました。
この結果を受けて、道はこのヒグマが男性を襲ったと断定しました。
その結果、道は19日午後、駆除された3頭のうち、母親のヒグマのDNAと男性の衣類に付着していたヒグマの体毛などが一致したと発表しました。
一方、2頭の子どものDNAとは一致せず、男性の衣類からほかのクマの体毛などが確認されていないことから、道はこの母親のヒグマが男性を襲ったと断定しました。
また、道は、斜里町や羅臼町と協議した結果、羅臼岳の登山道周辺を対象に出しているヒグマ注意報を継続し、登山道の閉鎖を続けることになりました。
あいかわらず、現地の実態を知らない門外漢連中から、業務妨害行為
【クマ駆除に苦情殺到】「なぜ殺したんだ」「世界自然遺産を返還すべき」「子グマは殺す必要がないんじゃないか」30分超の電話や長文メール…羅臼岳で男性襲撃した親子グマ3頭の駆除めぐり町に苦情
北海道知床の羅臼岳で登山中の男性を襲い死亡させた親グマと子グマ計3頭が駆除されたことを受け、地元自治体には全国から苦情や意見が相次いでいることが分かりました。
「なぜ殺したんだ!かわいそう」「子グマは殺す必要がないんじゃないか」「世界自然遺産の登録を返還すべきだ」(町に寄せられた苦情)
8月14日、斜里町の羅臼岳で登山していた26歳の男性がクマに襲われ死亡した事故。その後、遺体発見現場の周辺にいた親子グマ3頭が駆除されました。
斜里町によりますと、18日までに役場に電話やメールで約50件、苦情や意見が寄せられていることがわかりました。
7割は本州からで、否定的な内容が大半を占めています。
一方で、自治体を擁護の声も届いています。
「人を食べたんだから殺されて当然だ」「町に苦情が行くのは納得いかない」(町に寄せられた意見)
苦情や意見は斜里町の隣、羅臼町にも山の名前から勘違いをした人から15件ほど寄せられているといいます。
どちらの自治体にも30分を超える電話や、A4用紙2枚分のメールを送り持論を語る人もいて、業務に支障が出ているということです。
2つの町は「人を襲ったクマを駆除することを理解してほしい」としています。
