もう全てを失う覚悟で、
それと向き合っていく事。

あちら側に踏み出す勇気。
何故そんな事が言える。出来る。

それは普通の事は皆んなに任せられるから。

そういう意味での幸せからは遠のく。
そして普通の良さに気づくのだ。

固めていく。というよりは、得た物を捨てていく。だが、得たという事実は消えない。
だから、必要なんだ。

長く戦っていくにはそれなりの準備が必要だ。

人としての権利を失うだろう。
皆がいう幸せからは遠ざかるだろう。
金も、名誉も全てを失うだろう。
死と対峙し自らを妓舞する。

そういう物に向かっていきたいのかもしれない。

それは試合前に泣く時の感覚と同じだった。
全てを失ったとしても、得たい物がある。

それは勝利であり、それは泥の中に光る宝石であり、それは人生における刺激であり、だからこそ生まれてきた。

それが生きている理由。
そしてそれに立ち向かっていく事が生き甲斐。