これは避けては通れない本です。
養老さんの本はこれを含めて一冊も読んでいません。
しかし、この本だけが圧倒的にマスコミに注目されたように感じます。
その理由はズバリ、この魅力的なタイトルのおかげでしょう。
普通「壁」という言葉の前に置く言葉を思い浮かべると、「鉄の壁」とか「ベルリンの壁」、「言葉の壁」など、比較的重みのある言葉をイメージするのではないでしょうか。
しかし、その対極と言える「バカ」というカラッとした軽々しいイメージの言葉をもってきただけでもインパクト大のタイトルと言えます。
更に、妙な取り合わせ、というだけでなく、タイトルを目にした人に、中身を気にさせる効果もあると思います。
少なくともぼくは、バカな人、ちびまるこちゃんの山田くんみたいな人が部屋の壁である様子を想像しました。
それはまさにシュールな風景。
異様なパワーを感じさせるこのタイトルは、なんとも絶妙な珍味、という気がします。
- 前ページ
- 次ページ
何のタイトル、というわけではありません。
こんなタイトルのなにかがあったら面白いかなと思っただけです。
二人の会話がタイトルのものってあるのでしょうか?
そして、更に会話が成り立っていない。
僕は知らないですが、少なくともインパクトだけはあると自負できます。(それ以外にあるのか)
これはヒッチコック監督作品。
前回の「φは壊れたね」のパターンに似ていることに、選んでから気がつきました(笑)
セリフ口調だし、北北西という具体的な地名ではない抽象的な行き先の表示方法。
同じセリフ口調でも、「φ…」よりは命令口調なので緊張感のあるタイトルです。
そして緊張感に包まれた全体の中で効いている北北西という不安定な行き先の表示は、微かな希望にも似ています。
その対比が絶妙です。
命令口調なのに最後に「!」がないのがまた面白いです。
控え目な命令口調とあやふやな行き先の対比は、まるでセンスのいい大人が着るに値するパステルのツートンカラーのファッションを想わせます。
これは森博嗣の通称Gシリーズの第1作のタイトルです。
φという普段見慣れない記号がセリフのような言葉の中にポーンと放り込まれていて、その異質さが光っているタイトルだと思います。
なので、セリフ調のタイトルというだけでも本来特殊と言えますが、このタイトルは、更に特殊な仕上がりになっていると言えるのではないでしょうか。
φという普段見慣れない記号がセリフのような言葉の中にポーンと放り込まれていて、その異質さが光っているタイトルだと思います。
なので、セリフ調のタイトルというだけでも本来特殊と言えますが、このタイトルは、更に特殊な仕上がりになっていると言えるのではないでしょうか。