NERVE ナーヴ 世界で一番危険なゲーム
スタッフ
監督ヘンリー・ジュースト
アリエル・シュルマン
製作アンソニー・カタガス
アリソン・シェアマー
原作ジーン・ライアン
キャスト
エマ・ロバーツ ビー・デルモニコ
デイブ・フランコ イアン
ジュリエット・ルイス ナンシー・デルモニコ
エミリー・ミード シドニー
マイルズ・ハイザート ミー
あらすじ
危険な度胸試しゲームに挑む若者たちの運命をスリリングに描いた青春スリラー。裏オンラインゲームに参戦することになった引っ込み思案な女子高生ビーは、視聴者の指令に従って見知らぬ青年に5秒間キスをして賞金100ドルを手に入れる。そのキス相手で同じくゲーム挑戦者のイアンとコンビを組んだビーは、次々と指令をクリアして多額の賞金を獲得し、瞬く間に人気プレイヤーとして注目を集めるように。そんな中、イアンが実はゲームのリピーターであることを知ったビーは、イアンへの不信感を募らせていく。そしてゲームの内容も次第に危険なものへと変わっていき……。
(以上、映画.com)
はい。というわけでナーヴ見てきました!!!!
僕はこの映画youtubeで知って面白そーと思ったのと、デイブ・フランコを応援しているから見に行きました。
いやー、、、
あいかわらずデイブ・フランコ眉毛が超太い( ̄_ ̄ i)
じゃなくて思いの外面白かった。
新年初の映画館で見た映画がナーヴで良かったなーと思えるぐらいですかね。(笑)
そんな事はどーでも良いんですが映画の話に戻ると
主役はクイックシルバーの婚約者だったエマ・ロバーツ
かわいい…
もう一人が僕が勝手ながら応援しているデイブ・フランコ。
マッキーで書いてもこんな眉毛濃くならないと思う。
で、お話としてはですね
今やスマホを触らない日がないという時代で、インターネットによって広がった世界と
それに支配されつつある若者やインターネットの恐怖を良い具合にポップに軽くサスペンスを交えて描いていました。
ネットが普及してyoutuberという職をする人も増え、若いうちから荒稼ぎする人も増えてきたり、自分を気軽に発信できるinstagramやTwitterなどでバカッターや、おでんツンツン男が現れたり…
そもそも本作で起こるほとんどがyoutubeに載ってるような事ですからね。
現代のアルアルを知ってる人は絶対面白いと思いますよ。(^ε^)
ちなみに僕はyoutubeをアホみたいに見るWATCERなので、映画にあるようなクレーンから落下した映像も見た事あります(^_^;)
って事で早速感想を。。。(核心に触れずネタバレしてます)
この映画、ネットの魅力にはまって溺れていく若者とネットの怖さを描いていて
一言で言うとネットって便利で面白いけどあぶねーよー映画です。
まぁ僕自身ネットないと死んじゃう人間なので、共感出来る事や
「分かるぅぅぅ」って事が多かったです。
って事でいつも通り良かった点をまとめていきますね。
テンポとSNS描写がいい
物語の始まりはMacが起動する音から始まるんですけど、僕はこの時点で
あー多分面白いわこの映画って思いました。(笑)
少なからず映像では暇しないなと感じたわけです。
まずMacの起動音であるブーーンって音がなり主人公が画面をスムーズに操作しているPC画面がスクリーンに映る(説明が難しいw)のですが、滑らかに動くウィンドウを見てるだけで楽しくなっちゃいました(笑)
しかもこのオープニングで後に主人公が抜け出せなくなってしまう「NERVE」の存在が露わになっている点もテンポがいいですよね。
SNSの描写もユニークに分かりやすく描いていると思いました。
簡単に言うと、人が操作しているケータイやパソコンの画面を観客に見せるのが上手いです。ただ見せるのではなくてちょっと遊び心がある感じで見せてるので暇しないよそりゃって感じ(笑)
あと、インターネットの世界観ってのも具体的に映像で示せてるから凄いなと思いました。
例えば、上空からの広い視点で見るとアイコンのような物がたくさん表示されてたり。インターネット超詳しい人とか、もしインターネットに人格があるならこんな感じで見えてるのかなーというイメージ映像がよく描けていたと思います。
カメラワークとか編集も、パソコンの画面が役者を覗いてるような映像とか非常に気が利いた映像や編集が多くて楽しいです。(シン・ゴジラにもあった)
なので途中からシリアスな展開になってきますが、映像は暇しないし内容も基本的にはユニークにテンポよく進んで行くので、僕は一切暇しませんでした。
ネットを楽しむ若者あるあるを、これでもかと踏まえている
NERVEには登録するとWATCHERとPLAYERという選択肢が与えられるんですけど
もうこれが最近の悪化してきているネット社会の縮図ですよね。
ガンガン自分を発信していく人と、それを見て楽しむ人、はたまた匿名な事を良い事に
好き放題発言する人が全て詰まっています。
また、本作ではPLAYERとしてチャレンジにクリアすると金がもらえます。
実際にネットは若くして金持ちになれるチャンスがたくさん落ちている世界ですから
そういったところも本作はバッチリ捉えていると思います。ジャスティンビーバーだって元はyoutubeに動画を投稿して今や大金持ちになった人ですし、映画監督もyoutubeに映像載せてたら拾われたなんて話最近はよくある話ですからね。
視聴者数を競ったりするところもあるあるですよね多分(笑)
個人的に良かったのは、エマ・ロバーツが着替える所が視聴者に見られてるシーン。
あそこで、「細すぎ」とか「体が少年」とかいう辛辣なコメントが出てくるんですよw
エマロバーツですよ!?俺からしたらただの「美しい人」なのにちゃんと辛辣なコメント入れてくる所がSNSわかってんなーと思いました(笑)
デイブ・フランコに「眉毛どーした」とかいうコメント入れてたらもっと評価あげてましたね(笑)
あと、デイブ・フランコとエマ・ロバーツが下着姿でエレベーター乗るシーンがあるんですけど、
僕がWATCHERなら「デイブの方がおっぱいあるw」
ってコメントしますね(笑)
物語に意外と動きがある
ここは賛否が分かれるポイントのような気がするんですが、
僕はまぁ良いんじゃないかなと思います。
どういう事かと言うと、序盤から中盤にかけては主人公がゲームにはまっていってしまう流れなんですが、そこはyoutubeによく載ってるような簡単に言うとアホみたいな事やってて楽しい感じで描かれてますけど、だんだんサスペンスみたいな流れになっていきクライマックスまで用意されていて、最後は完全ホラーテイストで終わるというぐらい動きがあります(笑)(終わり方は監督を後から知って納得)
主人公であるヴィーが親友の愚痴を言うが垂れ流し状態になっているシーンが出てきますが、完全にこれから大変な事が起こるって分かってるのに、音楽は平和な曲が流れてるんですよ。これがヴィーの大変な事になるという自覚の無さが表れていて良かったですね〜
強いて文句言うなら、主人公であるヴィーに思いを寄せている優しい脇役がいて、
彼が終盤に結構活躍するんですけど、それまでどうしてもヴィーとイアンにスポットが当たりすぎて描写が物足りなく感じました。母親状況飲み込むの早すぎ問題とかもね。
でもしょうがないと思います。(笑)
編集以外にも気が利いてる所がある
全体的に若者のアホっぽい雰囲気がたくさんかと思えば、意外とカメラワークや編集以外にも気が利いてる所が何箇所かあります。
例えば親友同士のハンドサイン的な物があって途中に大ゲンカしますけど仲直り的なサインになってるし。
電話番号交換したのが後々きいてきたり等、割と伏線的なものが張られていましたね。
こっちはどんでん返しがあるなんて身構えてないですから、僕は普通に伏線だったんだ( ̄□ ̄;)ってのが普通にありました。俺がしょぼいだけかもしれませんが…
まあこんな所ですかねー。
僕がTwitterで本名を上げずに映画について好き放題言ってるのもこの映画でいうWATCHERですよね(笑)
余談ですが、僕はすごいネット社会の現代っぽい映画観たのに、観終わってTweetした瞬間iPhoneの電池切れて帰り方がわからなくなり駅員さんに帰り方聞くという、くそアナログ人間になってました(笑)
Fin