まず、運動会での様子を話した。

皆が体操服&リュックで登校する中、私服&ランドセルで登校。
「皆、リュックに水筒とか入れるんだから。私が家から持っていくよ」と言っても「いらない」と拒否。
帰りもわざわざ体操服から私服に着替え、いつもと同じ自分のお気に入りの道を下校。

「集団行動の音頭も、皆が前に行く中で彼だけ後ろに下がり、皆が腕を上げる中で彼だけ手があがっていませんでした。よくこれで先生方はお叱りにならなかったなと思いました。それとも練習はしっかりやっていて、本番ではやらなかったのでしょうか」と話したところ、練習の時から「音頭をやりたくない」「皆で何かをやるのは苦手だ」と話したいたとのこと。

「彼は本当によくやっていると思います。感覚過敏なお子さんなので、このがちゃがちゃした環境はとても疲れると思います。疲れたと言ったら、学校は休ませてあげてください」と言われた。

また、カウンセラーの先生が今朝KKに会ったところ、まるで旧知の仲のような親しさで宇宙の話をうわーーーっとしてきたそうだ。分かる、分かりすぎる。
彼は自分の脳内にある、自分の興味あることを突然アウトプットする。相手が分かっていなくても、またそういう話をする空気じゃなくても、言わずにはいられない。
それが自分に好意的な相手であれば、彼は「物知りの面白いヤツ」になるし、自分に好意的ではない相手であれば「いきなり変な話をしてくるヤツ」になるのだろう。

また「彼はよく見ている」という話題も出た。
彼のクラスでよく手が出る男の子がいる。あまりに暴力が過ぎるので、親御さんが学校に来て過ごしているそうだ。だけど、KK曰く「この男の子がおとなしくなったら、別の男の子がいばるようになった」。「前よりずっと、(先生がいない時の)会話が意地悪になっている」。「先生に隠れた場所で無視されてるお友達もいる。できるだけ話しかけるようにしてるけど…可哀想」。「僕と○○が言い合いになった後、必ず××が僕を蹴ってくることに気付いた。絶対に○○が××に命令してる」など。

「あの子は分かりすぎるんです。いろんなことが分かりすぎる。だからすごく疲れると思います」とカウンセラーさんに言われ、深く頷いた。