1月頃から寝入りばなや明け方に激しく咳き込むようになり、耳鼻咽喉科を巡った末に小児ぜんそくであることが分かった。
咳そのものも心配ではあるけれど、可哀想なのは吸う酸素量が少ない為に激しい頭痛が頻繁に起きてしまうことだ。
特別練習中に「ああ!」と頭を抑えて突然泣き出してしまうこともあった。
縄跳びも苦しさに涙を流しながら跳ぶ。
疲れやすく、練習中に地面にへたっと座ってしまう。

強くなりたいと思ったって、筋力、体力、集中力が十分になければ技術を身に付けられない。
叱られることが増え、惠達自身落ち込むことが増えた。

「あの子の強くなりたいという気持ちは理解できるけど、私自身は何も手伝ってあげることはできない。苦しんでいる我が子を目の前にして、何も助けてあげることができないのが切ない」とある方に話しているうちにこらえきれず涙がこぼれてしまった。

「当たり前じゃない。お母さんはKKを強くしてあげることはできないよ。KKは自分で強くなっていくんだから。強化はコーチに任せて、お母さんはただ傍にいてあげて。それだけで十分。」と、笑いながらその方は言った。そしてKKに向き合い「KK、お母さんはお前のために泣いているんだよ。お前はお母さんの涙を絶対に忘れてはいけないよ。お前はしんどくなると、すぐに一所懸命にラケットを振ることを諦める。それじゃいけないよ。もっと必死にやらないと。」と話した。KKは神妙な顔で聞いていたが、どこまで分かったんだか。


KKと私は話し合って、高地トレーニングを行っているのだと思うことにした。
酸素量が少ない中で、ゆっくりでいいから与えられた課題はすべてこなしていく。


現在のKK
縄跳び
前連続410回
後ろ連続100回
二重跳び2回

カット
フォア…切れるようになってきた。低い軌道を描いて台に落ち、はねてその場に停まる。
バック…切れない。距離感がつかめず、球から遠い場所に立ってラケットを振るため所謂ボールを迎えに行く状態になっている。

つっつき
基本姿勢に戻ることを気をつければフォア、バックともに切れる。

2月中に頑張りたいこと
縄跳び前連続500回
二重跳び連続5回