少し北上して岩手県に入ります。


ここは、大船渡市の入り江付近にある穴通磯です。


陸中海岸の荒波にもまれ、長い年月を掛けて穴があいたようです。

ダンの足跡


ここら辺は碁石海岸といって、


岩が砕けて荒波にもまれるうちに碁石のように


つるつるに丸くなるのでそう呼ばれています。



ここも以前、何度も来たことがあり


ブログにも数年前にもアップしたことがありますが、


今回の津波での形状の変化はなかったです。



しかし、大船渡市を車で通過してみると


市の中心部は建物の被害は少なかったものの


海岸付近ではやはり甚大な被害はありました。



大船渡市は、入り江の形状の所為で


昔から津波の被害にあっていました。


歴史上最大の大きさだった1960年のチリ地震(M9.5)では


太平洋を津波が渡ってここまで到達し、


被害があったようです。



津波被害に遭いやすい地形なだけに


対策も相当されていたと思いますが


それも叶わず、防波堤は乗り越えられて


被災してしまいました。



「万全な対策を超える災害」が、


全国各地の原発のあるところで、


今後永久に起きないと言い張ることが政府は出来るのでしょうか?



東日本大震災で被災された方々に、重ねてご冥福をお祈りします。