派手にぶちまける。
あんたはそれでいいのか?
立て掛けられた梯子に上り、
月が光ってみせる。

それは永遠と思える程に絶え間なく、
色々な思い、思考、感情やらが複雑に絡み合い、時に融合し、時に反発し、
口の中に再び入り込むそれらを、再び吐き出す。
それで満足か?

そうして生きていくのか?

それらを絡めとり、一点に収束させてしまえば、
虫眼鏡を使ってやっと見る事の出来る
ただただ、その不快な液体の中に浮かぶ。
見せ過ぎだ。
私はその中を溺れる。

呼吸する事は疾うに忘れた。
意識があるのか無いのかさえ分からない。
その白んだ光は、随分とご無沙汰じゃないか。
いい気分で煙草に火をつける。

それでいい。


いざ死のうとした時、怖くなった。
顔の右半分、頬の真ん中あたりにパックリと開いた横一文字。
笑っているのか?
魂をfuelにして生きている奴には
とても敵わない。
くっきりと残った直線は、もはや忘れさせてはくれない。

絡み合い、融合したかにみえれば、再び融合したもの同士が反発しあう。
胃酸と胃液、唾液の混ざった饐えた臭いが
さらに私の胃袋を刺激し、それは止まる事を知らない。
何もかもって訳じゃないけど。

天井に書かれた小さなYES
やがてその隙間を埋めるように、肉芽が増殖し、
やがてそれらは床一面に広がり、見る間に部屋の容積を埋め尽くす。


なにか、戒めなければ気が済まなかった。
陰茎を弄ぶ事しか頭に無い奴は、
あるいは正反対の方向に進行し、四散する。
私の食道を通過し、口腔から外へと吹き出る。
鼻の穴に、耳の中にそれは忍び込む。

生暖かい鮮血が、床にボタボタと垂れ落ち、血だまりをつくった。
でも、もっと見てみてもいい。
柔らかい細胞は徐々に皮膚へと置き換わる。
それらの進行方向は様々で、
いずれそいつらに喰殺されるだけだ。
それでいいのか?

強引な力はしかし、歪みを呼び込む。