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加藤誉子のブログ 頭の中がちらし寿司✨

ワタナベエンターテインメントの芸人
加藤誉子です

喫茶店が大好きで4時間くらい座るので
その時間に
普段 口にしないことや
日本語が好きなので
ダジャレやことわざの向こう側の世界を
妄想したり、いろいろ書きたいなあと思います。



今のお家が
動いたら何かに当たる面積のため



ふつうに動ける家に
引っ越しできたらなあと思い立ち 
いろんな物件を見ております。



そのとき、思ったのですが


どんな服着て
どんなテンションで
どんな顔して
内見に行くのが正解?ということでげす。


語尾がおかしくなりましたが


もう、直さなくていいかと思います。



初日は不動産屋さんに
ひもじいくせに
なにいっちょまえに
部屋借りに来とんねんと思われないように


(そんなこと思わない)


今考えるとおかしいけど

新しい
お洒落目なワンピースでさらっと決めていった。

これだと、
部屋を借りにくる人にふさわしいかな。


けれど物件に到着して
玄関に死んだ蜂が転がっているのを見て
あ、着てこなくて良かったかもと思った。


ビームスの
インポートのワンピースも
死んでカラカラになった蜂なんかまたがれて



だから、こんな奴に買われたくなかってんと
ため息をついたに違いない。



部屋の中に入ったら
これまた軽く霊が3.4体いて
(あくまで私の感覚)


心底 着てこなくてよかったと
確信した。


ビームスのインポートのワンピースも
表参道の若者ではなく
霊に披露されるだけの出番なんて
舐めてんのかと思ってるだろうし


人数3.4人なんて
阿佐ヶ谷の人気ないお笑いライブの
お客さんの数やないんやからと


わたしも自分が
ビームスのインポートのワンピースだとしたら
確実にそう思っている。


だいたい霊になんか
インポートのすこし攻めたデザインの良さ
全然分からへんやろ。

 
まったくもって、もったいない。


実家に置いてる
くまが野球をしてる絵がいっぱいついた
擦り切れたトレーナーで充分や。



丁寧に、その日は帰らせて頂いた。



次の内見では背伸びして
ステキなお部屋も見せていただこうと
ちょっとセンスの良い
芸術家を意識した服装で出向いた。


あまりにセンスのない服を着ていくと
誰がどのツラさげて
どこ借りようとしとんねんと
思われてしまうので

(そんなこと思わない)


ロングジャケットを羽織って
爽やかなお洒落さんを印象づけたかった。



一歩入って、驚いた。


壁が全部、ガラスである。


カーテンをして隠せばいいそうだけど


床の下を車がバンバン走っていて
こちらの2軍のパンツも見えていそうだ。


(1軍→おしゃれで女子力が高いもの。 
2軍→無地のシンプルなもの。
3軍→ほぼ湯葉。もしくはゴミ。 )




カーテンをうっかり開けたまま
ふらふら風呂から出てきた日にゃ
ぬらりひょんのような姿が丸見えで地獄だ。



おまけに建て方のせいか
空中に浮いているような感覚になっていて


今ならもれなく
オードリヘップバーンがついてくるという
凡人にはついていけないセンスの高さ。


ウォシュレットとかではなく
オードリヘップバーンが
描かれた壁画がもれなくついてくるなんて



どうなっているんだ、東京。



本当に素敵だったけど
このステキな空間を

ピーナッツの殻や
そばつゆ濃縮4倍の瓶などを転がし
台無しにする自信しかなく


辞退させていただいた。



さあ、諦めず
ステキなお家に住めるよう
まずは服を買いにいこう。