前回からの引継ぎ『才能を描く』

前回に引き続き曽田正人の漫画を一つ紹介しようと思う。

capeta カペタ (1)/曽田 正人
¥530
Amazon.co.jp

現在も月マガで連載中の「capeta」である。
ざっくりとストーリーを紹介すると、
主人公・平 勝平太(愛称はカペタ)はある日カートに出会い、
レーシングカート → フォーミュラ・ステラ(モデルはフォーミュラ・トヨタ) → F3と
成長を描くレーシング漫画である。

主人公・カペタは曽田正人の他の作品の例に漏れず“天才肌”のタイプで、
普段は少し抜けた感じのある天然なのだが、レースの事となると
頭はキレるは運転は超絶だわ、狂気じみた集中力を見せるはで、
前回紹介した「め組の大吾」の主人公・朝比奈 大吾と似たタイプであると言える。

(それを言うなら「」の主人公も同じタイプか…)
((いや、昴の主人公・宮本すばるは曽田作品の中でも一番狂気じみてるかも))


作者の“天才”に対する解釈や、人物像、才能の凄さを描く力は素晴らしくて、
個人的には天才と言うものに対しての解釈が概ね自分に近い。

(天才ゆえの孤独さとか、周りの人達との関係、奇行とか)

カペタはもしかしたら大吾やすばると比較すると比較的まともな人物像かもしれない。


話は変わりますけど、曽田正人の作品には才能と一緒に必ず“傍観者”も存在します。
才能を描くが故に、その才能の無い普通の人達との葛藤・苦悩・憧れなど…

め組では甘粕、昴では呉羽かな。
そう言う意味ではカペタはノブかな? カペタとノブのコンビは好きです。

上に書いた様な、「才能ある主人公に影響される人」の描き方が個人的には素晴らしいと思う。
そう言う人達が発する考察こそ、凡人の私には心にくる物があるものです。