稲刈りの間の食事って、おにぎりとか野菜の煮物、漬物なんぞが似合いそうだが、助っ人に来てくれた友人がなんともエキゾチックでロマンチックな食べ物を持ってきてくれた。「ヤシの花蜜」。スリランカ産。
早速、朝食にヨーグルトにかけていただいて、至福のひと匙、ひと匙。
世の中にこんなにやさしげで香り高い甘みがあったとは! 日本蜜蜂さんの蜂蜜もすばらしいが、この「ヤシの花蜜」も同じくらいすばらしい。すっかり魅せられた。
これはキトルシロップという。キトルヤシ(孔雀椰子)というヤシ科の植物の花房から採れる花蜜で、スリランカでは昔から伝統的な甘味料として食されてきたとのこと。
製造は昔ながらの方法で、人がキトルヤシの木に登り、花の蕾に切り込みを入れて蜜を採集。それをゆっくり煮詰めてできあがるそう。ほかの甘味料にはないビタミンB群イノシトールが100g中74mgも含まれているとあるが、
それより何より、地球のどの地域でも人の営みは自然からの恩恵とともにあることが、その深い豊かさが胸にしみいる。