イメージ 1古代小麦カムットの脱穀に泣いている。

天日干しはいい具合だった。シートを広げて小麦の束を棒でトントン叩き始め、やがて、あれれー…

長い長いノギ(15cmくらいはザラ)にギザギザがあって、袖口から中に入るわ、モンペや履いているソックスを通り抜けるわで、手首、足首がチクチク、チクチク。

夜になると、足首のノギがあたったところがポツポツと赤くかぶれて痛痒い。

手は畑仕事で鍛えられて皮膚も厚くゴツゴツなので、ちっとやそっとのことじゃかぶれないが、足首は普段日にすらあたることが少なく<ヤワなのだ。

さらに、カムットは殻から粒が出にくい。粒の大きさが国産小麦しゅんようと比べると、倍以上違う。普通に叩いたんじゃ殻が取れない。

つい力を入れて叩く。すると、穂が余計ちぎれ、長いノギがさらに飛び散る。

下屋で作業しているので、犬の短足君、タンタンの居場所が隣り合わせ。タンタンがしきりに体を掻く。シートを飛び越えたノギが毛の中に入るのか。ごめん、ごめん。

棒で叩き終わった跡は、ちぎれた穂だらけ。これをどうするか。手で穂をばらし、爪で粒を押し出すやるしかない? 

仕方ない。まず茎や藁などの大きいゴミを拾い分け、それから粒の入ってなさそうな麦殻を拾い分けた。

今はその後の山から一掴みずつを手のひらに取って、殻の中に引きこもっている粒は爪で押し出し粒と麦殻を分けていく作業をしている。

ようやっと麦粒が見えるようになってきたものの、遅々として進まない。こんなことしている自分は馬鹿だ、ほかにやること山積みなのに… 

と愚痴っても、何がどう片付くわけじゃない。黙々とやるしかない。

来年は作るのどうしようかと迷いつつ、多分、多分、また作りそう。かぶれても…

← カムット(左)と国産小麦しゅんよう(右)

カムットの存在感、透明で大きな麦粒の素晴らしさに惹かれてしまったのだ。まだ味わってもみないうちから。