ドイツ南部のボーデン湖のほとり、風光明媚な町に住む実妹からのドイツ便りその15。今回は自然公園での放し飼いの動物たちについてです。文中、ドイツの森に住む動物たちは、農作物を荒らすようなことはまれとあります。彼我の違いは大きいですね。
「フランクフルトに住む主人の姪(学校の先生)が、フランス・ボゴーニュ(ブルゴーニュ)の別荘で休暇を過ごした帰りに立ち寄ってくれました。
ドイツは、州によって学校の休暇の時期が異なります。フランクフルトがあるヘッセン州は、6月中旬に夏休みに入り、8月4日からはもう学校が始まります。
姪と一緒に、家から車で15分ぐらいのザーレムという所にある自然公園へ行きました。
2000ha(2万㎡)以上もの広さの公園には、サルやコウノトリや鹿などが放し飼いで保護されています。森の中は遊歩道になっていて、200匹以上のサルが、自由に、人なつこく、お行儀良く動き回っています。
訪問者は、入り口でサル用のポップコーンを渡されるので、手のひらに取って直接あげます。子供達だけではなく、大人も笑顔でサルとのコミュニュケーションをエンジョイしています。
夏休みなので子供連れの家族が多く、みんな目をキラキラさせながらポップコーンをあげたり、可愛いサルの赤ちゃんが飛び回っていると、キャーキャー歓声をあげて喜んでいました。
ここのサルは、Berber Monkeyといって、元々は南アフリカのモロコやアルジェリアの海抜2000mもの山頂に住んでいたのですが、絶滅の心配が出てきたので、ドイツのサル研究の学者らがボーデン湖に移住させて保護しているのです。
今は200匹以上にも増えて、元気で生きています。20年程前の話ですが、何10匹か(グループで)を故郷の山に戻してあげたとか。
ドイツにはRehsus Monkey(赤毛サル)がいますが、こういったサルは大きな保護地(囲い地)にいるので、勝手に外に出て農作物などを荒らすようなことはありません。
森林と狩猟の国、ドイツは森の管理が非常に厳しく行き届いていて、規則として猟師はいつもちゃんと動物ら(鹿や猪など)に餌をあげているのです。だから、周りの農作物が荒らされたという話はまれです。
サルのセクションを出れば、次は鹿やコウノトリなどののどかな田園風景が目の前です。
姪は、来年の夏は学校の子供達を遠足に連れて来たいと、今から計画をたてています。都会の子供達にとっては、この自然公園での動物とのふれあいは、とても良い体験になることでしょう」