

牡丹が咲き出した。この牡丹は、昔の茅葺きの家が焼ける前から庭にあった。多分、60~70年はたっている。牡丹には珍しい古木だ。
家が焼けた後も、無人になったこの場所で生き続けていた牡丹だったが、亡き両親は、晩年を過ごした別の場所の家に移植した。それを当方が、再度、ふるさとに持ち帰った=庭師さんに移植してもらった。
移植は、2年前の6月。もう、かなり暑くなっていた。
両親の住まいにあったときは、見事にこんもりとした枝ぶりで、数え切れないほどの花をつけた。芳香はむせるほど。でも、昔の牡丹だから、花期が短く、あっという間に散り敷いた。
ふるさとを離れ、またふるさとに戻った2度のダメージで、葉はすべて落ち、冬には枯れ枝が突っ立っているような痩せた姿になった。
年が明け、やがて初夏から夏へ。いつもいつも、気にかけていた。枯れさせたくない。しょっちゅうバケツで水を運んで、根元にやった。
去年、花はたった1輪。葉もさびしく、枯れるよと人にも言われた。冬には、白い虫のような、カビのようなもの、おそらくカイガラムシの1種があちこちについた。(上段の画像・中央)
白いものを棒でこそげ落とし、根元にミカンの皮の乾かしたのを砕いて撒いた。柑橘類の匂いが少しでも虫避けになればと願った。
今年。春先、先端と根元から葉が少しずつ出てきて、元気よく広がった。← 根元の洞にも新葉が見える。
そして、咲き出した花3輪。蕾は、11個もついている。昔の牡丹、命、持ち
直してくれたか。今年の夏も、水やりは続けよう。
直してくれたか。今年の夏も、水やりは続けよう。