イメージ 1今の時期、蒔ける種は蒔き終わったので、懸案だった角材割りをする。

庭師さんが運んできてくれたものだ。よその家でいらなくなった、山ほどの角材。薪置き場からはみ出して、下屋にも玄関脇にも積み上げてある。

イメージ 2ところが、これ、カマドの焚き口より、ちょっとだけ大きい。割らなきゃ、燃やせない。でも、大変だし、斧はないし…
 
近所の人とそんな話をしていたら、「これで割れるら」と道具を持ってきてくれた。自分が長らく工事現場で使っていたものだと。

斧や鉈なんてもんじゃない。薪割り鎚のよう。重い! 2、5㎏もある。柄の長さ84cm。刃渡り7cm、腹厚5cm。頑丈そのもの。

柄がまたスゴイ。自然の木を削ってある。持ちやすい! 細みだが、しっかりと刃に押さえを効かせている。

初めて使うにしては、うまく割れる。乾いた角材なこともあるが、とにかく割れる。ただし、腕が疲れる。ほどほどで止めようと思っていたら、そのうち、コツがつかめてきた。

振りかぶらなくても、振り下ろさなくてもいい、薪割り鎚の重さそのもので割ればいいんだと。

それからは、狙いをつけて、けれど、力を入れずに、ストンと落下させるだけで、気持ちよいほど楽に割れるようになった。おもしろくなって、予定以上に割ってしまった。もう、億劫などころか、次回が楽しみ。

この無骨な、実直な、頼もしい道具。どんな鍛冶屋さんが、どんな鍛冶場で打ったのだろう。刃身に3本の線刻があり、古い字体で文字が刻まれている。