← この猫チョコ、あるお宅でご馳走になった。ドイツのチョコだった。ドイツでは、どうも猫が愛されているらしいと思い、南ドイツのボーデン湖のほとりに住む実妹に、猫に関して聞いてみた。ドイツ情報その12は「猫チョコ・猫と迷信」です。(その13「モーゼルの黒猫ワイン」も続いてアップしました)
「この猫チョコ、こちらではどこのスーパーでも見たことがありません。ネットで調べたら、この洋菓子の会社‘‘Guenthert‘‘は、南ドイツ、スイスの国境に近い町、Hohentengenにあり、世界10カ国に支店があり約2500人の従業員がいるそうです。
ネット注文もできる会社です。誕生日、結婚式、イースター、クリスマス、ハロイーンなどのデコレーションケーキも扱っています。この猫チョコは、多分、お土産用ではないでしょうか。
さて、ドイツでは、ペットとしては、猫が一番多く飼われてい
(犬は2番目)て、家族の一員として可愛がられていますが、中世のヨーロッパでは、猫は迷信と結びついた生き物でした。特に黒猫は、闇や暗黒の力の象徴として見られていて、人々は恐怖をいだいていました。現在でも、迷信深い人は、たとえば、“道に黒猫が通りかかったら、不幸が起こる“などと言います。
中世のヨーロッパのいくつかの元ケルト地方では、5月に生まれた猫は、行儀が悪い猫になるから飼わないほうがいいとか、蛇などを捕まえて家に運んでくると、その家には不幸が起こるとか言われ、評判が悪かったものです。
こういった奇妙な言い伝えは、ケルトの神話にさかのぼっています。5月1日は死の神、Bile(ビーレ)に捧げてあり、
5月は、ケルト人にとって災害の多い月と言われていました。
5月は、ケルト人にとって災害の多い月と言われていました。何百年もの間、カトリック教会は猫を呪うべき生き物としていましたが、人々の猫に対しての態度は、ちょっと違ったものがありました。
というのは、農家では、猫は鼠などを捕ってくれるので、役に立つとして重宝されていたのです。船でも、猫は鼠を捕りますし、猫のいない海船は不幸が起こると言われてもいました。また、猫がうっかり海に落ちてしまったら、船は無条件に沈没するとも言われていました。
家や堤防を作るときに土台の中に、悪霊を払ったり、建物の災難を避けるよう、猫が生きたまま埋められてしまうこともありました。まったく、人間の罪を背負って罪人扱いされていたのです。
こういったややクレイジーな態度は、17、18世紀になって、やっと変わります。人々の間に啓蒙思想が広がり、猫に対しての偏見も薄れ、猫
の名誉回復がなされるのです」
の名誉回復がなされるのです」