イメージ 1霜枯れた畑だが、冬の間も生産活動をしてもらうために、“べたがけ“をした。

畑や畝一面に、薄くて軽い資材=不織布=をベターッとかけるだけ。だから、”べたがけ”。霜よけ、保温、風よけ、虫よけに、ある程度の効果がある。

要は、栽培環境をちょっとだけ制御するということ。発祥地は沖縄だそうだが、以前から、全国各地に似たようなやり方があったそうだ。

イメージ 2この20年で、試験研究や資材の改良が進んで、いまや、農業の現場で幅広く使われている農法とのこと。プロ農家はもちろんだが、個人にとっても、いいことづくめ。ハウスがなくても野菜がそこそこ育つし、マルチやトンネル栽培より簡単。お金がかからない点が、またいい。

不織布は、光や水も通す。いつも、透光率90%のものを使っているが、どのくらいの率が最適なのかは、地域や野菜によるかも知れない。風にあおられやすいので、畝の両端をところどころ留めておくくらいで、本当に手間いらず。

収穫は、畝の上から透かし見て、青々している野菜があれば、”べたがけ”をちょっとめくって採るだけ。おかけで、去年は、冬中、緑の菜っ葉を切らさないですんだ。

今年も、半結球白菜、ホウレンソウ、エンダイブ、日野菜、トレビッツ、赤いレタスなどなど、これで安心。冬の間に食べられるほど大きくならなくても、寒さの中を生き延びて、春がきたら、ちゃんと大きく育ってくれる。

この“べたがけ“を初めて知ったのは、3,4年前。さる研究者にインタビューしたときだ。インタビュー自体、大変おもしろい内容なので、よろしければ以下をお読みください。

「わずかな環境制御で悪条件を克服 「べたがけ」を使って作物を変える」
(小沢 聖博士) http://trg.affrc.go.jp/v-museum/exchange/ex0301.html

(『つくばリサーチギャラリー』 [農業技術バーチャルミュージアム]中の
「世界と日本の技術交流」から)