静かだ。

来館客も冨樫展ほどではない。

スマホで松任谷由実さんが解説してくれる。

穏やかに世界に浸れる。

このイラストもたぶん彼女じやないかな。

イヤホンがあると聴きやすいです。

譜面が無造作なようで計算されて配置されている。

歌詞を書いた紙もある。

街を見渡せる会場に合っている展示会。

書き損じもそのままに。

何の歌かなあ。

「12月の雨」❗️

荒井由実の頃ですね。

他たくさん。

撮りきれない。

1972年に「返事はいらない」でデビューした。

彼女の登場は革新的だった。

以後のミュージシャンに決定的な影響を与える。

(革命的と言った方が正しいか)

ユーミンのレコードコレクション。

米軍基地のPXに通って2000枚以上集めた。

当時の日本では手に入らなかった。

そのほんの一部。

ユーミンの部屋の再現イメージ。

ピアノも当時のものらしい。

蔵書や彼女のクロッキーや三味線や。

“12時前には電話その他でも、

絶対に起こさないで下さい　ゆみ”

ドアに貼ったのかな。

ひでちゃんに書いたのか。

夜抜けをしての朝帰りとは“不良”だ。

清元の稽古で三味線があるんだ。

小6で興味を持つ不思議な女の子でしたか。

学生時代に読んだ本が並んでいる。

通学時に読んだそう。

(座れたのかな？)

推理小説が多いけどそれだけでもない。

キュリー夫人やあしながおじさん、

ロンドン塔などもある。

中段に置いてありますね。

地球儀を回して想像を巡らせたのかな。

ウィッグをつけて変装。

夜抜けして街で遊んだ。

(羨ましいなあ)

多摩美術大学の日本画専攻。

流石に上手い。

だが音楽の才とは比較にならない。

ただ彼女の歌詞やメロディは色彩を持つ。

“絵”が浮かぶのは具象を求めたからかも。

例えば。

♪

ソーダ水の中を

貨物船が通る

あまりにも有名だが景色が目に浮かぶようだ。

「ひこうき雲」の歌詞メモ。

友だちが天国に行った朝に、と副題が書かれている。

♪

空に憧れて

空をかけてゆく

あの子の命は　ひこうき雲

ファーストアルバムの曲は高校生時代に。

手書きの歌詞や譜面が八王子の実家に保管されていた。

「12月の雨」

♪

雨音に気づいて

遅く起きた朝は

まだベットの中で

はんぶん眠りたい

手稿。

かなり正直に書いてある。

自分の声に少しコンプレックスがあったみたい。

「中央フリーウェイ」

かまやつひろしの為に創られたとは初めて聞いた。

♪

中央フリーウェイ

右に見える競馬場　左はビール工場

この道はまるで滑走路

夜空につづく

実際に見える景色だそう。

その譜面？

「魔女の宅急便」や「すずめの戸締まり」に流れる“ルージュの伝言”は見つけられなかった。

どこかに掲示されてるのだろうけど。

今度は松任谷由実時代の手書き。

80年代から90年代。

丁寧にマス目に収めている。

大ヒットした「Destiny」

「クウペ」なんだね。クーペではなく。

「青春のリグレット」

♪

私を許さないで

憎んでも覚えてて

今では痛みだけが

真心のシルエット

青春を二重線で消している。

「ダンデライオン」

♪

きみはダンデライオン

本当の孤独を今まで知らないの

とても幸せな寂しさを抱いて

これから歩けない

私はもうあなたなしで

とは歌いながらユーミンは自立した女性像を時代に先駆けて歌った。

懐かしきオープンリールテープ。

荒井由実時代の録音前の音源。

⭐️来館特典としてその頃の彼女の歌声が聴けます。これ貴重❗️

ベルベットイースターとか。

♪

空がとっても低い

天使が降りてきそうなほど

いちばん好きな季節

いつもと違う日曜日なの

ひこうき雲。

マルチテープの「ひこうき雲」。

そして次のコーナーへ。

【LIVE】

様々なポスター。

これでも一部に過ぎない。

舞台衣装。

帽子がポイント。

やはり派手じゃないと。

コスチュームと書いてあるか。

デッサンです。

立体的な。

「タイムマシン」ツアー。

実物の象の🦣ライブもありました。

酷使しないよう模型使用も。

大きいです。なにせ実物大。

巨額の費用をかけたシャングリラツアーかな？

ライブを盛り上げたアーティスティックスイマー(メダリスト)や、

ホンモノのダンサーや曲芸師など。

彼ら彼女らからのユーミンへのメッセージ。

そして次へ。

メタリックな世界。

床まで手が入ってる？

最新アルバムのコンセプトらしい。

その歌詞だろうか。

ユーミンのことば。

“過去の自分が今の自分を支えている。

今の自分が未来の自分を支えていく”

ステキなことばです。

後の写真に出てきます。

「ファウスト」

色鉛筆を絶やさない。

「曲を色でイメージする」から。

こんな風にね。

ロンドンの街の写真。

色鉛筆。

ユーミンの私物ばかり。

(ファウストはどれだ❓)

楽器や録音機器。

展示の最後のコーナーにあります。

おまけのコーナーも。

色んな方たちがユーミンについて語る言葉がイヤホンから聞こえます。

表示は一部だけ。

ビートたけしだけ何もなかった。

ありゃ❓

逆さまですがジブリの鈴木プロデューサー。

アニメに使ってるからね。

これも逆さま。

徳永英明さん。

YOASOBIさん。

今度は横かあ。

JUJUさん。

リリー・フランキーさん。

羽生結弦さんの声を聞きたい方は是非❗️

【春よ、来い】に乗って舞ったから。

最新アルバムの衣装だそう。

やはりユーミンの声を聴きながら見るのが楽しい。

動画はあちこちで観ることができます。

だから曲はそこで聴けます。

帰り道で展示の重要な欠落に気づく。

呉田軽穂としての活動である。

(往年の美しい女優グレタ・ガルボのモジリ)

松田聖子の「赤いスイートピー」

薬師丸ひろ子の「Woman“Wの悲劇”より」

など数々の名曲がある。

他の人の著作権絡みで展示できなかったかなと想像するのでした。

外の景色と展示はやはりマッチしてるな。

そして3階に降りるとXmasツリーが煌めく。

ここからがよく迷うのだ。

(地下鉄に乗るまで30分迷う。

大阪駅より厄介かも)

やっと来たエスカレーターに乗る。

新しいアバターの大きな広告。

ライブにはまだ早い。

どこかでご飯を探そうと決意する。

(メロスは決意した、のだ)

YUMING MUSEUMの静謐な躍動