ほんと、つい最近、友人と電話で話しをしておりまして・・・


友人の息子さん、今、スケート教室に通ってるんですよ・・・


で、そのコーチというのが、元、選手かなんかでして、若い人らしいです。。。

積極的に教えてくれない・・・っていう話を聞きました。


元選手だということは、テクニックや経験がたくさんある人ですよね?


でも、そういう人がすぐにコーチになれるのか??と私は疑問を覚えます。


コーチングすることと、自分ができることは全く違います。


犬のトレーナーを目指す人は、たくさん犬のことを勉強します。

テクニックもそれなりに学ぶでしょう・・・・

でももっとも必要なこと、学んでんのかな?って疑問に思います。



人間をトレーニングする、、人間に言葉で伝えるということ・・・

スピーチ力、説得力、分析力(人の)・・・これらが真っ先に重要ですよね?

だって、飼い主と接触するんですから・・・・


必要なのは、コーチする力です。何も分からない飼い主さんを導く力です。

スピーチ力もそうですし、飼い主さんのレベルに合わせて話ができるかどうか。。

元気つける、はっぱかける・・・背中を押す、救いの手を差し伸べる・・・

いろんなことを学ぶ、人間力というか、そういうの大事ですよ。


私はこういうこと、すべて今までの非常識身勝手人間をしてきた経験から学びましたが・・・・あ、あと、水商売???


ありゃー、経験するもんですよ。日本の政治家、一度でいいから水商売の実習、受けた方がよっぽど人間を学べると思いますがね~~~。


泥水のんで、臭い飯くって、痛い思いして、貧乏して、自分で稼いで学校行って・・・・こういう経験がある人のほうが

人の痛みが分かるもんです。。。ほんと。。。今の政治家には社会勉強が不足してますわ・・・ほんと・・


っと、私、なんか、堀の中に居たかのような書き方してますが、ぶち込まれたことは一度もございません・・・・始末書あたりはありますが・・・

叩けばほこりが出る体・・・・・誰でもそうでしょうよ・・・


あ、話が飛びましたが・・・コーチングができてこそ、インストラクターなんですよ。


犬に座れをさせることができる、フセをさせれる、待てをさせれる、こんなことは、一般飼い主だってすぐにできます。


私のところにくるメールセッションのクライアントさんの相談内容をみて思うことは、

ほんと、バラバラなトレーナーという職種の実態・・・・


あるトレーナーは「犬には散歩は必要ない」って言う人がいたり、

お菓子に興味がないから数日食べさせるな・・・というトレーナーが居たり、

とっかえひっかえ、道具を変えてくるトレーナーがいたり、

もう、ほんと、6人セッションやっていて、6人が受けたトレーナーさんの教えていることが6通りあるんですよ。。。


これにはほんっと、参ります・・・・・


トレーナーの技術ややり方云々ではないんです。


飼い主さんを導く、引っ張っていくことができてないから、犬が変わらない、または、ト

レーナーができても飼い主ができない。。。つまり、飼い主のせい?


これ、おかしいです。


「犬に散歩は必要ない」というトレーナーさんがいるのであれば、それを飼い主が納得できるようにコーチングしているかどうか・・・・納得させれるのであれば、それはブレてないりっぱなトレーナーです。


ここです。納得ができないから飼い主が迷う、、、「なんか違う。。。」って。。


なんか違う・・・って飼い主の迷いをスパっとこちらに引きつけることができるか、はたまた、スパっと突き放すことができるか・・・


私は、クライアントさんから信頼を感じない場合、セッションを強制的に終了します。

もちろん、お金も全額返します。

そういうやり方をやってます。だから、私はメールマガジンを読んでくれと申しておるのです・・・・


私がどういう考えを持っている人間なのか・・・果たしてこの女に託していいのだろうか・・・それは飼い主さんのチョイスですから?


そして、私を理解してくださった上で、飼い主さんと私が同じページにいること・・

これが私の絶対条件なんです。


私だって人間ですし、神でも仏でもありませんから?

「あ、この人、私、無理・・・」って直感することもあります。

一緒にやっていける人かどうか・・・私はそれをまず探るんです。


で、一緒に穴を掘っていく。・・・というか

メールセッションはとくに、共同作業なんです。私と飼い主さんの。


犬がトレーナーの言うことを聞く。。。

これは当たり前のことです。


スケート選手がスケートできるのと同じです。


すげー~~~って言われるようなことではありません。


元スケート選手がスケートで技を決める・・・・そりゃあ、当たり前のことですよね?

できて当然ですよ。。それほど努力と経験を積んでいるんですから。


でも、その自分がこんなことできるだよ!と生徒に見せびらかしているだけでは、

生徒はうまくなりませんよ。


どうやって教えるか・・・・で、育つんです。人も犬も・・・・・


飼い主ができるかどうか・・・・人間を教えることができるかどうか・・・・


そろそろこの「犬のトレーナー」っていう言葉?職種??

分けたほうがいいんじゃないですかねー。


これって、読んで字のごとく・・・「犬」のトレーナーなんです。


でも、求められているのは、「飼い主のインストラクター」です。


飼い主さんが求めているのは、「飼い主のトレーナー」なんです。


育て方、飼い方を教えてくれるインストラクターが「犬のトレーナー」って

おかしいと思いませんか?



これ、業種をきちんと分けたほうがいいと長年思ってるんですよね。。


犬を預けていろいろと訓練してくれる・・・これは「犬のトレーナー」です。


飼い主が困っている、悩んでいる・・・これを導いてあげる人のことを

「犬のトレーナー」っていっちゃっていいんでしょうか?


って、また久々に、ま、私が犬のトレーナーではない!ってことを叫んでますけど、

メールセッションをしていると、飼い主さんが混乱していることが目につきます。


混乱させないように、一本バシっと、こっちだよ!と引っ張ってあげる力こそ、

コーチングだと思うんですよ・・・


私のやり方、教え方が合わない人が居ても当然!

お互いに合わない・・・って、絶対にあります。

私は万人に好かれるような人物ではありませんしね。。。


私がトレーニングやセッションをしたから、犬が変わった・・・というのは、

実際は少ないんです。犬が変わったのは、飼い主が犬を理解したからです。


げんに、セッションのときはできていても、私が居なくなるとできなくなった・・って人はたくさん居ますしね・・・これが残念なんだな・・・・実は・・・・


私がやっていることは、「犬の修理」ではありません。

犬という動物を理解してもらえるように話をしているだけです。


そして、行動を分析して、飼い主さんに見てもらって、納得してもらって、

ゆっくり前に進んでいるだけのことです。


きっかけを作っているだけのことです。

犬との向き合い方、ハンドリングの仕方を教えているだけです。


メールセッションを受けた方はお分かりだと思いますけど、私はいつも動画を受け取ってみて、「私ならどう対処するかな・・・」って、まず、考えます。


うちにこの犬がいたら・・・・・と仮定して、私ならこうします・・・という説明をし、たとえ話をふんだんに使い、飼い主さんをほぐします。


動画の何分、何秒目の犬の体を見てください・・と説明したり、そのときの飼い主さんの腕の力、リードの引き具合、、ダメだししたりします。


こういう細かい作業が飼い主さんには必要なんだと思ってます。

人それぞれですので、文章だけでその人となりを私なりに、分析して、言葉を選ぶことも私の仕事です。


ウタレヅヨイ!と思った人にはガツンと言い放ちますし、自分に自信の無い方には、突き放すような表現は使いません。


こういう人の分析もできる上で、その人を分かりやすいように導く・・・・・


これができる人がインストラクターです。教える人です。



犬のトレーナーという職業はもっと分別すべきだと思いますね。。


そうなると、飼い主さんもどこの扉を叩けばいいのか、明白になるんじゃないでしょうか?


日本にもたくさん、人を導けるトレーナーが存在します。そういう人こそ、

「犬のトレーナー」という看板を書き換えたほうがいいと思います。


もっと飼い主さんが扉を叩きやすくするべきです。


お菓子に反応しない犬はトレーニングできない。。とか、大型犬は無理だとか、日本犬は無理だとか・・・・


こういう人もトレーナーの看板を上げているわけですよね??


これらももっと、堂々と、「小型犬専用トレーナー」とか、「ボクサートレーナー」とか、

「仔犬トレーナー」とか、自分のできる分野を明確にして看板を出すべきです。


そうなれば、マルチーズを警察犬訓練所なんていうところに預ける飼い主も居なくなるはずです・・・・(爆)


飼い主さんは必死ですよ。。。そこにただただ氾濫する「ドッグトレーナー」という看板・・・・


あまりにも大雑把じゃないですかね~~~~


そりゃあ、あっちこっちの扉を叩きますわ。・・・・・ほんと・・・


なんでこんなことを書いたか・・・といいますと、

「犬のトレーナーになりたい」「ビヘイバースペシャリストになりたい」という相談がちょいちょいある、でも、多くの人は技術に興味があるんです。


私が弟子を教えるとしたら、技術は後です。人との接し方をまず教えます。


犬は後回し。。。犬のことは自分でも経験を積むことができます。


保護犬何百匹もやってれば、力になりますよ。


んで、私から学びたい・・・って人もいます。(モノ好き??)


私が教える以上、私の看板をノレン分けするんですから、私がきちんと選んだ人、

そして私がやってることをきちんと同じように指導できる人を私が責任を持って作ることになるわけです。


でなければ、被害者が生まれます。きちんとした指導力がない人に資格だけ取らせてることはとても危険です。


金儲け目当てで、年齢制限なし、どなたでもOK!入会金払ってもらえれば、いつでも好きな時間にこれて、資格ゲット~~!!なんてやり方はあり得ません。


ま、今後もこういうのちゃんと考えてます・・・・だって、私、歳とっていくし・・・

体がしんどい・・・・・・


この前、ジャックラッセルに引っ張られて、こけそうになりました・・・・(爆)


隠居・・・・最近の夢です・・・・


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ドッグトレーナーってもうゴロゴロいるじゃないですか・・

一肌脱いで、その上を目指す人がもっともっと増えなきゃいかん!!どげんかせんといかん!