このタイトルで、メールマガジンをつい最近、書いたとこです。
ここでもちょっと書かせてもらいます。
私のクラスに「人アグレッション」のピットブルが参加してます。
11か月のメスのピットブルです。体も大きいし、筋肉質で、犬へのアグレッションもあります。
私が初めてクラスで「マズルをつけて!」と言った犬です。私にも飛びかかってきてます。
ま、噛むという行為で飛びかかってきたのではなく、ハンドラーアグレッションがおきたわけですけどね・・・・
なので、噛まれてはおりません。
しかし、他の生徒さんたちにすれば、「トレーナーを襲った!!!!」としか見えないわけです。
一歩間違えば、もちろん襲われてます。
さて、このピットブル・・・・飼い主さん母親と息子の言い分が違います。
母親曰く、「こんなんだからトレーニングにきました。人にも犬にも、問題があります」という話。
しかし、息子には息子Aと息子Bがおるようで、クラスにきたのは息子A・・・・・この息子の話はでたらめです。
もともと、息子Bがこの犬をもらってきたらしく、息子Aは息子Bがクラスに参加できない用事があるからついてきただけ・・・・
息子Aの話では、「こいつはドッグパークにもいくし、人にも問題ない!」
私はその話を信じ、ペットコのストアー内で雄たけびをあげるこのピットに近づいたわけです。
息子Aがハンドルしていたピットにわたしが近づいたとき、私に唸りました。しかも、目が「やったるで!」の目です。
「あ、こいつ、噛みよるわ。。。。。」と、私は後ろへ下がり、リードをハーネスから変えてもらいました。
ストアーマネージャーが、あまりにも吠えるこの犬へクッキーをもって近づいたときも、飛びかかってくる勢いで吠えかかったそうです。
私、ここがわからないんです。なぜ、飼い主は、この行為を「よし」とするんですか?
ヒューマンアグレッションの問題を抱えた飼い主が、私にセッションを希望してきます。ですが、考えてみてください。
問題は犬ではないんです。飼い主と犬・・・この2つがあって起こるということです。守るべきものがある犬は行動に出ます。
ヒューマンアグレッションの犬を「私が預かってトレーニング」は、不可能です。
私がその犬をハンドルすることで、私といる犬は「人を襲わない」からです。また、私は「絶対に襲わせない」からです。
子供の行動として犬のアグレッションを考えてみてください。
犬が人を襲う・・・・これを子供と置き換えると・・・・・わが子が刃物をもって人に飛びかかっている・・・・状況です。
殺人未遂もいいとこです。
そうなったとき、親のあなたはどうします?私なら体を張ってわが子を止めます。けしてわが子を殺人者にはしません!
たとえば、マックスのような巨体のいかつい顔をした犬が、近づいた人に飛びかかろうとしようものなら、私は火事場の馬鹿力をもってして、マックスと格闘するでしょう。自分が怪我をしても、絶対に被害者をつくらないために、マックスを地面に抑え込むでしょう。
マックスが私に恐怖を覚えようと、そんなことはどーでもいいことなんです。こういう場合、犬へやさしく・・・・・と言ってる場合ではないんです。
私は犬の危険性も知っております。ピットブルの喧嘩を止めに入り、ピットに足の肉片を持って行かれた経験もあります。それでも、私は犬を止めました。
足には大きな穴があいてましたが、怪我犬を出させない!!!という私のとっさの行動です。
犬から噛まれる・・・・という痛さを生生しく書かせてもらいますが、私のように大型犬からふくらはぎを噛まれた・・・・
平手打ちで叩かれた痛さとは違います。ドライバーで刺された痛さ・・・・と、お考えください。
歯という突起物が、肉へ刺さるんです。表面の皮膚が切れる痛さと、突起物で刺された痛さとは比べ物になりません。
ひりひりする痛さではなく、ドーンドーンと太鼓をたたくような痛さです。
あの犬の歯で、のど元を噛まれたら人だって死に至ります。
犬の大きさはどうであれ、チワワであれ、マルチーズであれ、ピットブルであれ、人に襲い掛かる、人を攻撃する・・・という問題は、飼い主が止める、飼い主がきちんと犬に教えるべきことなんです。
話はそれましたが、このピットの飼い主さん、(お母さん)は、「襲わない犬」がご希望のようです。
そうはいきません。
「襲わせない」「襲わない犬」にするならば、飼い主がそう犬に伝えなければならないんです。
ガード犬として作られた犬は、ガードする血が流れてます。
「弱気を守るガード」です。
犬にガードされてどうすんですか!!犬をガードするのは、リーダーです。人です。
この飼い主さん、自分の犬が人に吠えかかった後に、リードを引いて「NO!」って言ってましたけど、犬と飼い主の綱引き状態が続きます。
飼い主が引っ張り、犬がまた引っ張り返す、、そして、人に飛びかかろうとする・・・・おまけに、飼い主にも飛びかかろうとしてました。(ハンドラーアグレッション)
「自分の犬が殺人を犯そうとしてる」!!くらいの緊張感、意識が飼い主にはないんです。
長くなりますが、ここで例え話を出します。
拾い食いをする犬へ、「ドロップ」を教えてくれ・・・という飼い主は多くいます。
そんなもん、教えなくても、犬はできるんです。
教える前から私が「ドロップ!」というと、口にあった食べ物さえ吐きだす犬がいます。教えてないのにですよ。
で、飼い主が同じように「ドロップ」っていっても、犬は吐きだしません。
私は飼い主にいうんです。
「この犬が毒物を口にしてると思ってください。この犬が食べているものが毒で、食べると犬が死ぬ・・・・」と想像してください・・・・・
そして「ドロップ!」というと、犬は吐きだします。
飼い主の意識って、こういうことなんです。飼い主が本気であるかないか・・・・・犬はそこがすぐにわかります。
犬任せに判断させることの危険性を、もっと飼い主が意識するべきです。
もっと犬を大事にしてほしいんです・・・・・・