病室に到着して、相方に見つかった。
 すると、相方は「あ」「は」を連呼した。
 
 きちんと「おはよう」のつもりで言ってくれたのか
 そうじゃないのかは分からないが、
 とりあえず「おはよう」の気持ちになれた。
 
 その後、「はい」「いいえ」の表現として、
 今、発声が得意としている「あ」と「お」を使うことを
 話してみた。
 「はい」の場合は「あ」
 「いいえ」の場合は「お」
 と発声してもらうように促す。
 
 頷きや首を横に振るのは随分と頻繁に行われるようになってきた。
 それを今度は「声」に置き換えようと言う試みだ。
 
 初めて挑戦してみたが、
 なかなか、うまくいっているのかどうなのかは微妙であった。
 出来ているようだが、出来ていないと思えるときもあったからだ。
 
 しかし、頷きと同じように繰り返しやっていけば
 「声を出す」ことの動機付けを増やせるようになるので
 引き続き、こまめに練習を促そうと思った。
 
 <靴下脱げてます>
  なんだか、靴下が片方だけ棚に置いてあった。
  相方に「靴下片方だけ?」と聞くと、
  その靴下を指差した。
 
  そして、タオルケットに隠れている足を見て、
  「片方だけ脱げてるじゃん」
  というとちょっと「テヘッ」的なリアクションをしたように見えた。
 
 <ドラがなやった?>
  今日も「ドラえもんやった?」と聞くと、
  遠くに置いてあるDSを指差した。
  どうやら、手が届かなかったらしく、やれていなかったようだ。
 
  「DS取って」とばかりに、指差しで指示しているように思えた。
 
  DSを取って渡してあげるとやり始めた。
 
  今日の書き取りの練習は「へ」と「ろ」
  カタカナゲームでは「ぱぴぷぺぽ」だった。
  「プ」で間違えたがそのほかは即答できていた。
 
 <起き上がり方を工夫>
  車椅子に乗るために、身体を起こしてもらう。
  お尻と手すりとのちょっとした位置関係で
  起き上がりの仕方が随分と変わる。
 
  今日は、手すりと随分と離れたところに
  お尻がある状態で起き上がろうとした。
 
  そうすると、身体が起き上がりきる前に
  腕が伸びきってしまうため、起き上がりきれない。
 
  それでも、手伝わず様子を見ていた。
 
  すると、相方は、起き上がり方を変更した。
  以前、リハビリで教わった方法で起き上がっていたが
  それでは無理な状況で、
  相方なりに今出来る方法での起き上がり方に変更したのだ。
 
  そして、見事に起き上がった。
  その起き上がり方は、腹筋を多く使いそうな動きだった。
 
  うまく出来なくてずっと相方が私を見て
  助けを求めているように感じたが、
  「出来ないからって諦めない。
   今までも出来たのだから、出来るんだよ」
  と手伝うことを拒否した結果、
  相方なりに考え行動した。
 
  相方が、今出来る範囲のことを自分で考え行動してくれるのはとても嬉しい。
  そして、それが私の新たな発見になる。
 
 <「うん」って言った?>
  無事に起き上がれて、車椅子にも乗り移った。
 
  「ほら!出来たじゃん!さっすがー!」
  というと、「うん」と言ったように思えた。
 
  初めて、「うん」と聞こえたので
  もしかしたら、気のせいかもしれないが
  ちょっと嬉しくなった。
 
 <コンビニにお買い物@車椅子自走>
  車椅子を相方自身にこいでもらって
  コンビニまで私の夕食を買いにいった。
 
  相方用に買うものはなかったが、
  「せっかくだから一緒に買い物ついてきてね」
  ということで、一緒に出かけた。
 
  車椅子漕ぎは上手になったが
  今日、人が居ないときにエレベータの乗り込みを
  相方にやってもらった。
 
  左のタイヤは左手で操作しているため力強いから
  問題なかったが、右タイヤが
  エレベータのちょっとした段差を乗り越えられずに居た。
 
  普段の歩く生活をしていると気づかないが
  車椅子の場合にちょっとした段差というのが
  とても移動の妨げになるんだなぁ。
  と改めて感じた。
 
  今日は、会計の前に、相方に手持ちの3枚のカードを見せた。
  すると、その中から、Suicaを選んでくれた。
 
 <お茶くみ>
  病室に戻ってきてから、お茶を汲みに行った。
 
  もちろん、相方自身に車椅子を操作してもらって移動。
 
  デイルームの給湯室まで行って帰ってきた。
 
  入り口の扉が閉まっていて狭くなっていたが
  それでもギリギリの幅を車椅子操作して入った。
 
  コップを水でゆすぎ、給湯器を操作してお茶を入れる。
  入れた後は、手に持って車椅子を操作できないので
  「持ってて」と言わんばかりに私に突き出す。
 
  狭いところをUターンして病室に戻る。
 
  病室の入り口で
  「ちょっとトイレ行っているから先に戻っておいて」
  と伝えてちょっとトイレに行って戻ってくると
  相方は、既に病室に入っていた。
  しかも、カーテンもきちんと閉めていた。
 
 <夕食の準備>
  夕食のちょっと前の時間になると
  夕食の準備を始めるのだが、
  ほとんど、私が準備する。
 
  しかし、今日は、相方がテーブルの位置セッティングを手伝ってくれた。
  私が何も言わなかったのに、
  自主的にテーブルの向きを変えたりセッティングしてくれた。
  そして、テーブルの上のジャンプなどの本も棚に移動して
  食膳が来たら置けるようにスペースを確保した。
 
  そういうことをしてくれたので、
  その間に私は、テレビのセッティングが出来たので助かった。
 
 <食後に体温測定>
  食後に体温測定を毎日している。
  いつもは、看護師さんに「体温測定お願いできますか?」と
  声をかけてもらったときに測定をしているのだが、
  今日は、なぜか、相方が食事を終えて、
  歯磨きを終えた後に、
  まだ、看護師さんが声をかけていないのに
  自ら、体温計のあるところを指差した。
 
  それは、「体温測定しておこうよ」と言っているようだった。
 
  なぜ、突然、今までやってこなかったことをやり始めたのか?
  分からないけど、
  なんだか、今日は、いっぱい、
  相方自身の「考え」を伝えようとしてくれたように感じた。







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