病室に着くと相方は寝てました。
そっと入ったのですが、しばらくすると目を覚ましました。
うーん。いたずら失敗です。
<おは!>
病院に到着するのは昼過ぎなのですが
挨拶は「おはよう」です。
私が言うと、相方がたまに「お」「は」と言ってくれます。
今日1回だけですが、「おは」と言ってくれました。
相方の発声は、ほとんどが「お」「は」のように
一文字ずつを息継ぎして発声するのでつながっていないのです。
それなのに1回だけだったけど確かに「おは」と息継ぎ無しでした。
「声」から「言葉」に変わったように感じました。
たまたま1回出来ただけかもしれませんが
「出来た」ことには変わりないですよね。
ということはこれからも「出来る」可能性がおおいにあると感じて
嬉しく思いました。
もっと「声」から「言葉」を作ってくれると嬉しいですね。
<ドラがな>
今日も私が不在のときに、自分で「ドラがな」をやってくれていたようです。
「ドラえもんやった?」と聞いたら、
自らDSを手に取り、電源を入れて
「まいちにドラがな」を見せてくれました。
1日の最初にやると普通に始まるのですが、
一度、やったことがあると「復習」モードになるのです。
今回も「復習モード」になったので、
既に相方がやっていたことがわかりました。
どうやら、相方は私に「こんなことをやったよ」と
同じ事を繰り返してやるのを見せたかったのでは?と思いました。
実際、同じ事を「復習」してくれました。
書く練習は「の」「ら」「や」でした。
「の」「ら」は難なくクリア。
しかし、「や」がうまく出来ずにドラえもんに合格もらえません。
どうやら、細かいバランスが悪いために
ドラえもんが合格点をくれないようです。
合格のときは即座に反応するのですが、
不合格の時には、少し間が空きます。
相方は、その「間」の存在が分かっているのか。
ある程度の「間」が空くと即座に「けす」を押して
文字をクリアします。
そうすると「判定」されずに繰り返し書けるのです。
10分ぐらいかかったでしょうか?
ずっと、何回も挑戦してました。
しばらくすると、「あー」と言う相方。
「うまくいかないよー」とぼやいているように見えました。
それでも「満点」を取りたいのでしょうか?
それとも、「けす」を押す意味が良く分かってないのか。
ゲームを進めることが良く分からないのか。
いずれにしても、投げ出すことなく、ひたすら繰り返していました。
それは、とても「練習」になるので良いのですが、
ずっと見ていると疲れるのでしばらく放置してみました。
すると、ドラえもんが合格点をくれる音がしたので
覗いてみると、とてもキレイに「や」が書けていました。
たまたまかもしれませんが、確かにキレイでしたね。
そのときの相方の「やったぜ」的な「ドヤ顔」が凄かったです。
投げ出さずに頑張る相方の姿は嬉しいですね。
分からずにただただ繰り返しているだけかもしれませんが
嘆きの声や、喜びのドヤ顔を見ていると
ゲームの進行方法は分からないにしても
「書く」ことについては分かっているんだろうなぁ。
と思えました。
その他のゲームでも
ドラえもんに「よく出来ました」と言われると喜び、
「頑張ってね」と言われると悔しそうな表情をしてました。
やっぱり、「満点」狙いのようですね。
ゲーム好きな相方としては、
ゲーム感覚で考えると、やっぱり「満点」を狙いたいのでしょう。
ひらがなとカタカナをつなげるゲームでは
今日は「だぢづでど」でした。
どうも、「ダ」は分かってなくてあてずっぽのようでした。
他の4つは、少し悩んでましたが、
考えた後はまっすぐ正解に向かってました。
昨日も明らかに「間違えた」と思えるときもあったので、
カタカナも分かってそうで分からないときもある?
という状態かな?
「完璧」に分かっている。とまでは、まだ言えませんね。
この「ドラがな」は頑張れば、きちんとゲームが進められる。
そんな作りになっていて、
最後には、ドラえもんに「褒めてもらえる」
だから、選択ゲームの場合は、分からなくても
最終的に全てを選べば褒められる。
相方も、かなりの確率で明らかに「適当」にやっている。
と思えるときがありますね。
それでも、そのことの繰り返しで「学習」してくれれば嬉しいです。
今は良く分かってなくても「勉強」ですね。
<車椅子漕ぎ>
今日はリハビリお休みなので
久しぶりに「車椅子漕ぎ」をやってみました。
1周約100mの病棟を2周。
1周目:5分24秒
2周目:5分39秒
2周とも6分以内で回れました。
およそ時速1キロのスピードですね。
久しぶりにやったので相方もちょっと疲れた様子。
それでも、安定して出来たので素晴らしいです。
<キャッチボール>
次は、のんびりとキャッチボールをしようと思い、
病棟でも人通りが少ない廊下に移動して
相方とキャッチボールをしました。
このキャッチボールの真の目的は、
「キャッチボール」自体ではなく
「細かい車椅子操作」なのです。
もちろん、きちんとキャッチ出来たときは
その目的は達成されないのですが、
たまにキャッチをミスしてボールを落とします。
そのときに相方に拾ってもらうのです。
近くだったり、離れていたり、
前だったり、横だったり後ろだったり。
その時々でボールの位置が違う。
相方にはそれを判断し、車椅子を操作してボールを拾ってもらう。
もう、今では自然に出来ます。
それでも、前かがみになることで
腹筋や背筋。
車椅子操作で左足や左手
また、身体の重心移動など
いろいろな要素があるんじゃなかろうか。。。
と思っています。
さらにうまくキャッチ出来たときなどは
楽しく出来ますしね。
そこでも意地悪な私は意地悪なことをしますが、
あまり意地悪しすぎると相方が大きな声を出して怒るのです。
例えば、明らかにボールを遠いところに投げると
機嫌を損ねます。
なので、ボールはキチンと投げます。
しかし、ちょっと相方の手元を掠めるようなボールにしたりして
単に「意地悪して遠くに投げた」ではなく、
「相方がキャッチをミスした」状態にすることで
相方が自己責任で拾うように仕組んでます。
たまには、私も投げるのが下手なので
本当に私の失敗で遠くに投げちゃうことがあるときは
相方に「ごめん。わしのミスだった。。。取って来て。お願いします」
とキチンと伝えます。
相方は、「あー」と怒りながらも
それほどすねることなく、取って来てくれました。
ボールが私のそばに転がってきて、
ちょっと、伸ばせば手の届くところに来た時でも
「相方のミス」の場合は、相方に取ってもらいます。
そのとき、相方は「近くなんだから取ってよ」
と指差しと「あー」の声で伝えます。
時には、あごで私に指示したりしてましたね。
相方が適当に投げたボールが
私にも取れないところに行って
私の後ろに転がったことがありました。
その場合も「あなたのミスなんだから取って来て」
と取る事を促します。
「そっちが取った方が近いじゃん」的に
「あー」とぼやきながらも
「だって、車椅子操作の練習なんだから
あなたが動くのが重要なんだよ」
と説明すると、諦めて車椅子を動かして取ってくれました。
そのとき、相方は私の背後に回ります。
ちょっと、嫌な予感がしたのですが、
その後、相方は、ボールを拾い
私の後ろに車椅子ごと突っ込んできました。
車椅子ごとと突っ込んでくることが
最近、しばしばあるのです。
とはいえ、本気でぶつかってくるのではなく
「ぶつかるぞーー」的な行為なのです。
そういうときは、嬉しそうな「おー」と言いながら
突っ込んできます。
表情も楽しそうに。
おちゃらけて突っ込んでくるんですね。
今回の後ろから突っ込んできたのも同様で
私にぶつかるかぶつからないかぐらいのところで
車椅子を止めます。
そこまでは、それなりのスピードで突っ込んでくるのですが
きちんと寸止めをしてくれるのです。
だから、「おちゃらけている」と思えるのです。
さらに相方はボールを私の首に押し付けてきました。
「ほら、取ってあげたよ」と言わんばかり。
キャッチボールをすることで、
怒ったり、
うまく取れたときは嬉しそうだったり。
今日は、3本指でボールがキャッチ出来たときがあって
相方自身も驚いた表情を見せたり。
そんなたくさんの表情を自然に見せてくれるので
私も楽しくキャッチボールをしています。
さらに車椅子の操作も随分と上手になりました。
そういえば、バックで猛スピードで進んできたことがありました。
バックで進むのは足を蹴ればいいので
前に進むよりも楽なんですよね。
その状態で急ハンドルをしたので、
クルリと回転して向きを直せたのです。
そのときの相方の楽しそうな表情が印象的でした。
<コンビニでの買い物>
今日発売のジャンプと私の夕食を買いにコンビニに。
相方には「なんか欲しいものあったんだよね。買っていいよ」
と伝えると、頷いてた。
コンビニの入り口手前で、自力での「車椅子漕ぎ」で移動をしてもらう。
本コーナーへの入り口が他のところとは違うので
きちんと「ジャンプ」を求めて、本コーナーに自走するかを見たかった。
すると、相方は、きちんと分かっているようで
本コーナーに車椅子を進めた。
本棚の前に位置すると、いつもジャンプが
置いてあるところの本を手に取った。
しかし、再び棚に戻した。
見てみると、それは「サンデー」だった。
「あれ?ジャンプないの?」と聞くと
しばらく棚を見渡していた。
そして、違うところに置いてある「ジャンプ」を見つけると
「おー」と言いながら手に取った。
やっぱり、「サンデー」と「ジャンプ」の違いが分かってるね。
手に取った「ジャンプ」をその場で読もうとしたので
「病室に戻ってから読もうよ」と促すと
しぶしぶ、開いたのを閉じて膝に置いた。
病室に戻って、前回の「ジャンプ」を渡す。
今日も確認したのだが「まだ読んでない」との回答だったので
「まだ読んでないんでしょ。全部読んだら?」
と促すと。。。。。
なんだか、回答が変わっていた。
再度確認すると「全部読んだよ」になっていた。
うーん。真実はどうなんだろうか?
とりあえず、「まだ読んでない」と思っていたのは
「既に全部読んだ」ということなので
とりあえず、新しいジャンプを読み始めた。
<エプロンを探せます>
随分と前から、夕食準備のときに「エプロンはどこ?」と聞いて
相方自身に探してつけてもらうことをやっています。
エプロンの場所は、昼食のときに
看護師さんが片付けてくれた場所にあります。
日によって置いてある場所は違う。
いつもあるところを探してないと、首を回して
病室内を確認してくれます。
そして、見つけると、手が届くと自分で取るし
取れないと指差しで教えてくれます。
<テレビを見て笑った>
テレビを見たあとに「泣いた」ことがあった。
でも、まだ、テレビを見て「笑った」ことに気づけてない。
今日、初めて、相方がテレビを見て「笑った」のを気づいた。
いつも一緒にテレビを見ているので
相方の顔ばかり見ているわけでもなく
私もテレビ画面を見ているので
もしかしたら、以前にも「笑って」いたのかもしれない。
見ていたのは「ネプキッズリーグ」
録画していたのを見た。
たくさんの特技を持った子供たちが
女優さんにドッキリをやっていたときに
「変顔」を得意とした子が、
窓ガラスに顔をつけて「変顔」をやっているときに
相方が、声は出なかったが、
顔をしわくちゃにさせて、笑っていた。
確かに面白い状態で私も笑っていたので
相方も「笑ってる」って思った。
実は、まだ、言葉をきちんと分かっていないときもある。
分かってそうに思えるときもあるが、
分かってなさそうに思えるときもある。
だから、もしかしたら、
お笑い番組を見ていても
言っている言葉が分からなくて
なかなか、笑いのツボにたどり着けなかったのかもしれない。
それが、「変顔」という見た目で笑える状態だったので
相方も面白くて笑ったのかもしれない。
今日も「枕取って」と言葉で伝えても
全然、分かってもらえなかったときがあったから。
でも、言葉だけで反応してくれるときもある。
その違いがなんなのかは分からないけど、
相方が「言葉」を分かるときと分からないときがあるようだ。
録画する番組の幅を広げて
いろいろなものを相方に見てもらおうと思った。
テレビを見て、笑った相方。
とても印象的だった。
最近、普段でも「笑顔」を見せてくれることが
ちょっとずつ増えている気がする。
もっともっと、相方に笑ってもらいたいなぁ。
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