HUNTER×HUNTER感想(週刊少年ジャンプ39号)(ネタバレ有) | D717PROJECT

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No.314 説得


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感想


パームと対峙する王。


パーム毒感染大丈夫なのかな。


「人類の存亡を背負っての戦いならば、もう終わった。」


「お主たちの勝利だ。戦いは終わった。」


「お主の念に触れて 余の現状と『この先』も理解した。」


「それを知った上で尚 今 余が望むのは」


「残された時間を コムギと過ごしたい それだけだ。」


パームに円で触れ、毒によって自分の命が後いくばくもないことを知る王。


王の最後の望みは、唯一勝てなかった相手。


コムギと軍儀を打つことだった。


これほどまでに死を安らかに受け入れる器を持っていることからも


改めて王の精神性の高さが伝わってくる。


「ほんの少しだったと思う。」


「どこかでほんの少し・・・何かがほんの少し違っただけで」


「今の余ならば、神までとはいわぬが・・・この世を・・・」


「いや、全てが一致しての現在だからこそ、そう思うだけなのかもしれぬ」


ほんの少し違っただけで、蟻側が人間を征服し、


全ての生物の頂点に立ちえたという、


王のほんの少しの悔しさを含みながらも、


それが失敗に終わった状況をも達観して見ていられる今の心境を吐露する。


しかし、大量生産できる「貧者の薔薇」を1発食らっただけで、


命を詰まれるような存在では到底人間を征服などできなかったであろう。


残念ながら。



コムギの居場所を知りたいなら、拷問でも何でも好きにしろというパームに、


王は自分にできることはただひたすら頼むことだけだとひざまずこうとする。


しかしパームは体の一部がキメラアント化していたので、


王がひざまずくことが耐えられず、


キルアとの約束を破り、一部始終を見せることを条件にコムギの居場所を明かす。


ここでちょっとパームの判断に、疑問がよぎる。


人間の勝利のためなのか、パームがキメラアント混じりになったからなのか、


毒に犯された王に会わせることを許可したのは、


コムギの命を軽視するかのような行為に感じられる。


また、王自身もコムギが毒に感染して死ぬことを望んでいそうもないのだが。


まあ王の場合は、自分の欲求が勝っていそうだが。



王とパームが対峙している頃、プフは鼻血を出し目を見開いて横たわっていた。


おそらく、その心臓は動いてはいまい。


これであれだけ強かった護衛軍も全滅した。


プフの死も、王は把握しているだろう。



そして王は、ついにコムギと再会する。


「くっくっ」と笑いながら、「起きろコムギ!打つぞ!」


とまるで少年のようにうれしそうな顔でコムギを起す。


なんかバトルマニアだった浦飯幽助を彷彿とさせる。


王は本当に誰かと競うことが純粋に好きなんだろう。


そして、強い者が純粋に好きなんだろう。


かくして仙人ラブコメENDにまっしぐらなのであった。


うん、ここまできたら、このままさわやかに終わってほしいな。


ピトーがコムギの眼を治していて・・・っていう展開はないことを願おう。


次号、期待!