これは執念の物語です。
今回のケースはほぼ一年、その集積は約十年に及びます。
人にはそれぞれ事情があります。(これは横田さんの言葉です)
骨格も違えば体力も違う。怪我をしたなどの影響もあります。同じ人間でも左右差がすごかったりします。
私は蓮華座が出来なかったのです。
それを気にし出したのが小田さんに出会う少しまえ、おそらく一年前だと思います。
出来る人は何の労もなく一度で出来る事が私には出来ない。ただ私は股関節や足の筋力の左右差が極端すぎて、左膝関節の故障を比較的最近した人間。
子供の頃左足の足首を酷く骨折した後、無意識に右足でかばい続けた挙句の事だそうです。昔はそんなのなかったけどリハビリって大事です。
でもまあほっとけば一生このままだろうし、だとするとパワーヨガを続けて行くならいずれ必ず出てくる、蓮華座から始まる一連の動きは絶対に出来ないのです。
森田IRにそれを提示されてからでは遅いので何ができるか考えたところ、横浜店のミストサウナに毎日5分入れば良い事にしました。
無理に頑張ると壊す事もあるし嫌にもなります。ミストが出ている間だけ、蓮華座で座して呼吸するだけです。最初は片足ずつ。
別に暑苦しく努力するわけではありません。サアサアと降りしきるミストの中で静かに座して一年間。
ちょっと勇気をもらったのは目白の顔晴るジム。股関節のストレッチの仕方を習った後、劇的に改善しました。やはりプロのアドバイスは凄い。
そして昨晩。横浜店土曜日夜のヨガ ヴィンヤサスタイル、横田IRです。
最近はオリエンタルぽく、あまり強度はあげてませんが、飛び道具的なポーズが一つ二つ入ります。
昨晩やったのはは蓮華座からショルダースタンドして足を組んだまま垂直に上に立てる。横田IRがこれをやるのは多分初めてです。
そして私は自分にそれが出来るとは思いませんでした。
でもあっさりと出来ました。それはもう拍子抜けするくらい。そんなもんです。多分。
でもこんな事があるからやめられないんです。森田IRはどんどん楽しくなるから辛くてもやめるなと言いました。
そんなのは分かってます。きっと、まだまだこれから楽しくなって行くのです。
多分私は一生ヨガをやってると思います。
ヨガ自体も面白いですが、副産物として柔軟性が得られます。
ダンスでもエアロでも、やる人だったら思いませんか?身体の制限がなかったらどんな表現になるだろうって。
以前テレビでオリンピックに出る様な体操選手を養成するクラスのドキュメンタリーを見た事があります。年端もいかない子供達が泣きながら柔軟をしていました。
誰しも最初から出来るわけでは無いのです。
ときどき人に言われます。どうしたら柔らかくなるのかと。素人の私には、一歩を踏み出して、ただ止めなければ良いだけだとしか言えません。
人にはそれぞれ事情があるから。
でもぼんやりとでも何かを望む気持ちがあるならばその一歩を踏み出すかどうか、仕事でもなんでも、人生の全てはそんな事の積み上げではないかと私は思っています。