私が北の秘境、知床半島を訪れたのは1974年、それから30年の時を経て
世界自然遺産に登録されました。
自然遺産登録への道のりは厳しいと聞きます。
その証拠に日本では、屋久島、白神山地、そして今回の知床半島の3ヶ所だけです。
登録の基準が「世界的にみて類まれな価値を持っていること」ですので、人類の手も入らずに秘境のままなのですね。
バスで見て回れる「オシンコシンの滝」は鮭が川を上って滝を目指します。
また「カムイワッカの滝」は温泉が湧き出しており、観光客は自然の中で温泉に入っていました。
もちろん私も入りました。上が女性用、下が男性用になっていました。
40年近く前の知床は移動するのも簡単ではなかったと記憶していて、それは今も続いているのです。
道路は半島の途中迄で、そこから先は動物の世界で海からは鳥達しか近寄れない秘境です。
私はウトロの町に4日連泊、徒歩で随分歩き回りましたが、
自然に比べると、所詮小さな人間のやる事でたかが知れている事を思い知りました。
一日は漁師の方の好意で船で半島の北側を回ってもらい、断崖絶壁を目の当りにし、鳥になった気分を少し味わいました。
知床を去る前日には、羅臼岳登山に挑戦、何と頂にて北海道の形をした羅臼湖を見て感動しました。
山頂の岩は氷付いており、寒すぎて10分とは居られなかったです。
ヒグマに注意しながらの下山、疲労困憊の私でしたが、宿の女将さんの蟹鍋のおもてなしに
暫くこの地に留まりたい欲望に駆られました。
自然と動物達が主役の、本当の秘境の地、知床半島是非もう一度訪れてみたいと思います。