薄暗い夜、

お母さんとお母さんに抱かれた2、3歳の小さな子が

陸橋から、道路を眺めていました。

 

抱かれている様子を見ると

どうやら家でひとしきり泣いた後のようです。

 

ぐずる子どもをあやすために

お父さんのお迎えに出てきたのでしょう。

 

 

母「お父さん、まだかなー。

  次のバスで来るかもよ?」

 

子「あ、バス来た。」

 

 

近くのバス停で停車したバスから

メガネをかけた優しそうな男性が降りてきて、

二人を発見すると、驚いた顔をした後、

大きく手を振りました。

 

二人のそばまで来たお父さんは

予想外の可愛いお出迎えに嬉しくなって

両手をあげておどけて見せました。

 

 

子どもが小さな声で、

家でぶつけたところが痛いと

お父さんに話しているようでした。

 

「どうしたの?大丈夫?」

 

二言三言、言葉を交わしたあと、

 

「帰ったら一緒にお風呂に入ろう。」

とお父さんが言いました。

 

 

子どもの顔が明るくなり

みるみる機嫌が良くなっていきます。

 

子どもというのは、

基本的にご機嫌なものですよね。

 

 

お父さんに抱き抱えられる子ども。

小さな手がお父さんの首に

しっかりと巻きついているのが見えました。

 

家路へ向かう3人の後ろ姿に

懐かしい幸せの記憶が蘇りました。

 

 

他愛のないワンシーンが

やさしい気持ちにさせてくれた

夜の散歩でした。

 

 

 

 

んで、その後、雨に降られました・・・

 

では、また。

明日も人生で最高の1日にしていきましょう。

Peace.