未知の物事を前にする。
そういうとき、
人のタイプにもよるのだろうけど、
私のようなタイプはどうしても恐怖が先に立ってしまう。
それに囚われてしまうと、もう全てがそれ一色になり、他の何も見えなくなる。
そして恐怖のお化けがどんどん大きくなり、
何度も何度も怖さのシミュレーションを繰り返す。
解決しない負の連鎖。
そしてその場に立つ前に疲れきる。。
そんなパターンを延々と繰り返してきた47年。
そんな中で気付いたのは、
「ちゃんと正面から見てないから怖い」
ということ。
ちゃんと見ずに騒ぐだけでは何も変わらない。
そうではなく(騒いでもいいけど、騒いだ後で)
その未知の物事をジッと正面から見据える。
見据えて、思ってる怖さを書き出す。
書き出して書き出してひたすら吐き出す。
そして、
見据えながら少しずつ因数分解する。
怖い難解な数式を、少しずつほどいていく。
あ、コレはできる!
ココはわかった!
アレは多分こうやれば…、
ココわからない。
ならば調べよう、勇気を出して聞こう。
なんだ!簡単なことだったじゃないか!
見えてなかっただけか!
あ、失敗した。
なら次はコレとアレで……
あ、行けた!
怖いと思っていたけれど、一つ一つ因数分解したら個々のそれは大したことがない。対処できる。
組み合わせに惑わされていただけか。
そうやって正面から向き合って触って試行錯誤するうちに、
いつの間にか「見たこと無いお化け数式」が「見たことある簡単な項の組み合わせ」になってたりする。
騒いで逃げても目の前の現実は何ら変わらず一歩も前には進まないけれど、
とりあえずちゃんと見る。
そして、ほぐしながらやってみると、そのうち何かが見えてくる。
見えないなら見えてくるまで見続ける。
解決するかしないかは「やった後」の話。
最初から未知の結果を見ようとしない。
見ようとするから見誤る。
(見ようとしても未来は見れない。)
そうではなくて、
できるところからやっていく。
騒ぐだけでなく(騒いでもいいけど、騒いだ後で)とにかく一歩踏み込んでみる。
結局のところは、
その「一歩踏み出し」の違いだけ。
自分の中の「やれてないことリスト」を眺めてみたら、恥ずかしながら全部ソレだった。
やれてないのだから当たり前なんだけど。笑