今日12月14日は、国鉄の蒸気機関車の最終日の日です。
それは今から44年前の1975年12月14日です。
北海道の室蘭本線で、C57の135号機が牽きました。
(今は大宮の鉄道博物館に保存されています)
ですが、蒸気機関車の最終日は実は3日あります。
今日12月14日は、「旅客列車」を蒸気機関車が牽いた最終日。
乗客として乗車できた最後の日となります。
もう1つは1975年12月24日。
これは「貨物列車」を蒸気機関車が牽いた最後の日。
北海道の夕張線をD51の241号機が石炭貨物列車を牽きました。
(炭都夕張を走った夕張線も今年廃線となりました)
最後の1日は、1976年3月2日。
これは「操車場構内入換(≠本線)」として最後に細々と残っていた蒸気機関車が国鉄線路上から姿を消した日になります。
北海道の追分町で、9600型3両が最後の貨物入れ換え作業をしました。
実質的にはこの日が最終日です。
その3日がそれぞれ「蒸気機関車の最終日」となります。
今から44年前のことです。
「え?今も走ってるけど??」
と思う方もいるかと思いますが、厳密には異なるんです。
あれは一旦廃車となって各地の公園等に保存されていたものを、近年観光用に修復して復活させた車両達になります。
ですので、ファン目線だと若干意味合いが異なるのです。
(JR西のC57 1号機だけは例外で一度も廃車になっていません。国鉄が鉄道文化を残す目的で梅小路機関車館を作って車籍だけ残していたからです。)
…ということで、12月はSLファンには特別な月なのでした。
趣味話にお付き合いいただいた方ありがとうございました。