今日も検査です。
左頬の方は少しずつ回復してきていますが、
やはりまだ左耳からあごにかけての部分だけヘッドギアをしているような感覚が残っています。
その感覚自体には慣れてきているし、別にチクチク痛んだりするわけではないのですが、
やはりまだ自分の肌では無いような感覚がちょっと変な感じです。
あと半月くらいかかるのかなぁ、
今日主治医先生に聞いてみよう。
さてさて、
最近会社とかで人に会った時の会話です。
A「おや、耳の下辺りが腫れてるね、どうしたの??」
私「あぁ、ちょっと切ったからね。」
A「切ったって?」
私「ちょっと入院しててね。」
A「え?そうなんや。何か悪かったのかい?」
私「んー、ちょっと癌をね。」
・・・でここで会話が止まる。
相手の表情が固まる。
「・・・しまった・・・触れては行けない話題にふれてしまった・・・」
というのが表情に全面に現れていて、
「次につなげる言葉がない・・・」
という感じで困っているのが目に現れている。
・・・こういうパターンがほんと多いんです。
でもまぁ
そりゃそうだよね!!!
まさか「癌を手術した」なんていうケースに普通の日常の会話の中で出てくるなんて思いませんわね。
私も逆の立場ならまったく同じように顔が固まりますわ。笑
やっぱりそれくらいにまだまだ「癌」っていう言葉のインパクトが大きいんでしょうね、世間一般には。
や、私もつい一月前まではそうだったですけどね。
でもまぁ、確かに「癌」という言葉にはショックでしたけどね、告知のときはね。
「ドラマと同じや!!!」みたいな感じでしたけどね。
でもその後は今のところほぼ日常と同じ感じで暮らせてるわけです。
だから「癌」という言葉の重みと、この日常とのアンバランスに妙な違和感を感じてるのが最近の日々です。
恐らく癌の手術から日常に戻られた方は同じような感覚を感じているんじゃないかなぁと思います。
やはり「癌」っていうと「死」に直結するイメージがあるからなんでしょうかね。
まぁそりゃそうなんですけど、
自分自身がつい最近までそう思ってましたし。
でも今こうしてブログ打ったりしてるわけですから、
やっぱその辺りのアンマッチ感覚を、「体験した者」として少しでも緩和できるようなことができたらなぁと思ったりします。
「癌」というワードへのハードルを下げる、って感じですかね。
「癌は国民の二人に一人がかかる」みたいな言葉を見聞きしますが、
あれも「罹患」の意味であって、即「癌で死ぬ」っていう意味では無いですからね。
治療ができる癌もたくさんありますし、昔のイメージのような「不治の病」では無いようです。
それに、死に直結するような病気って別に癌以外でもたくさんありますしね。
って何でこんなことを思ったかというと、
上に書いたような会話が最近多いのですが、
これ、最初はまぁ反応が面白かったりもしてたのですが、
でも慣れてくると(?)、この相手の深刻な受け止め方がちょっと気になってきましてね。
といいますのも、
人によってはこの相手の反応が却ってショックだったりするのではないかなぁ。。。と思ったのです。
↓イメージとしてはこんな感じ
自分は無事に退院して日常生活を送れている。
それで喜んで安心もしていたけれど、
でも
知り合いやら友人やらとの会話の中でその「癌」というワードが出てきた度に、
変に気を使われたり引かれたり、
上に書いたような感じで会話が固まったり、
さらに言えばこちらが逆に気を使って相手が落ちるのを支えなきゃいけなかったりとか。
もしくは、
相手の反応をまともに受け止めてしまって、
「あぁやっぱり私は大変な状態なんだ・・・」と気持ちが落ち込んでしまったりとか。
そんな感じで、せっかく元気に日常復帰していたとしても、
周囲との会話の中で気持ちを引っ張られるようなこと、
そんなことがあるんじゃないかなぁ・・・と思ったのです。
でもこれ、
相手方の反応はまったく悪いわけじゃないし、
逆の立場だったら当然そうなるだろうし、
決して悪気があるわけじゃなくて、ただ困ってるだけ。
どうしていいかわからなくなってるだけ。
相手は相手の立場として、目の前にいる友人に対してどんな言葉をかけて良いか困っている。
「触れてはいけない話題に触れてしまった・・・」と罪悪感を抱いたりしている。
そこから何とかして「触れる前」の状態に戻りたいとおもっているが、ふさわしい言葉が見つからない。
何も話さないわけにはいかないから何か話すけど余計に泥沼・・・。
話されている側(たとえば私)も、それがわかるだけに何とかしたいが、こちらも同じでふさわしい言葉がみつからない。
(なぜかってこちらはもう「これが日常」だから)
そんなこんなでなんだかお互いの間にアンタッチャブルなゾーンが出来てしまう・・・というような。
お互いがお互いを傷つけないようにという優しさからのものなのでしょうが、
これってやっぱり面倒くさいししっくりこないし、できればそんな気遣いは無用な感じになったらいいなと思うんですね。
だから、
もっと「癌」っていう言葉のハードルを下げたいなぁと。
もちろん深刻な部分の話もあるけれど、そうでない部分の話もたくさんあるんだよー、と。
それは他の事柄と同じで、別に特別なものでは無いんだよー、と。
うまく言葉にできませんが、そういう働きかけもやっていけたらなぁ・・・と思ったりするわけです。
「癌」は特別な病気じゃないんです。
たまたま患っただけ。
患った人に何か原因があるわけではなく、
たまたま罹っただけ。
それは罹ってない人もみんな同じ。
なのでリアルな場面で僕に会った場合は、
今回の体験談とか遠慮せずに聞いてくださいね。
傷口見せながらガンガン話しますから!!!
