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   北海道最初かどうかわかりませんが、初期の頃には違いないでしょう。
     D616号機は1966~7年頃公式サイドが切り詰められています。
     電化対策より入れ換え対策でしょう。
             蒸気機関車1979年7月号より転用





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     D51146:公式サイドより
    横から見ると、人が1人乗るのにちょうどいいスペ-スです 
  




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     1974年の常紋越え標準デフD51829号機です。
     (pajero4900さん転用許可ありがとうございました)



実際に北海道の切り詰めデフは、いつからか・・・・
一番最初が何号機かは知るよしもありませんが、初期には違いないと思われる
本格的に施工される前の1966年頃D616号機に公式サイドだけの切り詰めデフが施された。これはおそらく電化対策ではなく、本州的な入れ換え作業上の考えによるものだと思われます。

それでは
北海道では積雪は当たり前なのであれば、もっと早く切り詰めデフが
登場してあたりまえ(?)なのに、なぜ1960年後半まで、ノ-マルで
1970年前後に一気に切り詰めデフが施行されたのか・・・・・

いろいろ調べると
積雪の害を防ぐため以外に、電化対策が引き金で一気に施工されたとなっています。労組の関係もあったと思われます。
あくまでも、想像ですが、本州では電化による架線は国鉄職員には、日常(?)的なことだったかもしれませんが
北海道の電化は1968年の小樽-滝川間が最初で、まさしく北海道の国鉄職員には、電化は新鮮(?)な出来事であり、架線注意の意味が本州等より徹底させる必要があったのでは!?
架線の下の蒸気フロントデッキの雪かき、雪中の入れ換えや主灯掃除、これらは労組にしてみれば、安全配慮が必要であり、当時、労組が強かった国鉄では一気に切り詰めデフを進めたので!?
北海道のカマは主灯下はもちろんフロントデッキからランボードに登るステップ部分には[架線注意]の札をボイラ-とデフの間に針金で吊るして登れないようにしていました。

疑問は続きます。
D51、C57、96に徹底した切り詰めはC62、D52に及ばなかったのはなぜでしょう!?
C622号機のつばめマ-クを考えたら切り詰めなんかできませんよね!
D52に関してはある書籍にひとつの答えがありました。五稜郭機関区検修陣が拒絶したようです。
以前、私のブログ書庫のD51146の角度でも述べましたが
http://blogs.yahoo.co.jp/d51146/64551714.html
松本謙一さんの”日本の蒸気作品集(とれいん増刊)”からの抜粋です。
”悪評高いデフレクタ-の切り詰めは 昭和41年に、当時の名寄機関区の検修助役の発案が支社決定となり・・中略・・惨めにも切り取ったため、形態上のバランスは大きく崩れ去った。
時は電化対策の予備灯を取り付けた時期とほぼ重なっており・・中略・・実車では昭和43年頃から急速に増えだしたが、D52に改造が及んだ時に1両の試験施行を見て、余りのスタイルの悪さに一理無し、と残機の改造着手を積極的に拒否した五稜郭機関区検修陣のプライドは模型ファンによく理解できる”

では、C11に関しては!?・・・わかりません。
しいていえば、電化の予定もなく雪の少ない道東中心に使用され
もともと入れ換え機に敵した車体で、全長も短く、わざわざデフを切り詰める必要もなかったか!?

余談ですが
最後に、ブログ友のpajero4900さんが貴重なお写真を撮っておられます。
切り詰めだらけの蒸気末期の北海道にスマ-トな標準デフのデコイチです。
http://blogs.yahoo.co.jp/pajero4900_omiya/17264749.html
http://blogs.yahoo.co.jp/pajero4900_omiya/15752245.html
1974年の常紋越え標準デフD51829号機です。
(pajero4900さん転用許可ありがとうございました)
蒸気末期には当時全般切れは廃車し、全般検査切れまで余裕のあるカマを他区から転属させ使うという”使い回し”がされていました。
C6232、44号機を廃車し、呉線余剰のC6215、16号機を遠路はるばる小樽に転属した例が有名ですね。最後の入れ換え機79602も九州からの門デフでした。
このD51829号機はまさしく秋田から転属し、切り詰める事無く常紋越えに使用されていたんですね。
1974年にこんなカマが北海道にいたというのは、私には驚きと新しい発見でした。

当時は、スタイリングの悪さを強調した北海道切り詰めデフも、今みると見慣れたせいか、北海道タイプとして定着し、ちょっと懐かしさも感じるようになっています。
時間と自分の感性の変化ですね。