つい先週ごろ気づいたんだけど、今月の16日に佐賀県知事選挙が行われるんですね。
そういえば、先月に福岡市長選挙が行われた際、ウルトラマンを使って投票率の向上を図っていましたけれども、投票率は過去最低の31.42%を記録したそうですね。
それにしても、各地方公共団体の選挙管理委員会はなぜ無駄とは知りつつ公的資金(税金および債券)を大量に使って選挙啓発運動に勤しんでいるのでしょう?本来ならば投票率が低ければ低いほど現職の再選が成る(つまり現状維持)可能性が高いのですから、選挙の投開票日などあまり知らせずに選挙を行った方が公的資金を使わずに済みますし、なによりも自分たちの利益にもなるはずなのに・・・・・・。
・・・・・・答えは「正統性」の確保にあります。
行ってしまえば、投票率が高ければ高いほど、その選挙で当選した候補者は堂々と
「有権者の支持(つまり民意)で当選した」
と言えますし、もし投票率が低ければ低いほど、その選挙で当選した候補者に対し、メディアやネットなどが
「有権者の支持(つまり民意)を反映したとはいえない」
と突っ込み(つまり「正統性」への疑問)を入れられることになり、その後の政権運営や議員活動に支障をきたす場合がありうるのです。
・・・・・・まぁ、ネットはともかく、メディアの場合は保守的な候補者が当選したら投票率の高低に関わらず、
「民意を反映したとは言えない」
と言ったり書いたりするでしょうし、サヨク候補者が当選したら投票率の低さなど気にせずに
「民意が反映された‼」
と大喜びするでしょうけれども。