
静寂の音には
ことごとくディレイが作用されて、
時間だけが
気が遠くなるほどに圧延されて、
最中には、
半分ぐらいになった水分の裏側と、
まさにその瞬間と
生まれる前と死んだ後とが、
何度か何度か強烈そうに映し出されて、
不意に、
誰も居ないであろう森の中で、
大きめのシャツの内の脇腹をつたう汗に
快活さやら違和感やらを感じた頃ぐらいに
ようやく、
ようやく帰り支度を始め、
それで部屋に到着してからは、
夜や朝やらの事を少し考えながら
浅く眠りに就きました。
嫌いでもなく、
しかし好きとも言い難かった、
10年より前の、
しばしば日常的な出来事でした。
湿度にはよく、
17の夜の頭によく再生されたギターリフを
オーディオに挿入しようとしたりもします。
いつの間にか、
いつの間にかでも無く、
それほど蒸し暑いとは感じません。
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"硫酸レクイエム'"[拠点]
