「ではショーのときはどうしているの?
男性のファッションショーは、強くて早いわよ?」

『いくら僕たちが微粒子の光りの群れだからって、
そんな、いちいち燃えたりしていないさ。』
「そう‥。なら怖くないわね!」

『でも、生まれたばかりの"子供の光り"は、
(成長した光りからすると)速度も遅いし、
カーブも上手く描けなくて、
別の生き物の気流にノマレたりしがちなんだ。』


「では先程の、"消滅しないように、追いかけるのに苦労していた光りは?」

『いつ生まれたのか把握していないけど、
気づいたら居た。』


「いつ気づいたの?」
『つい先程。』