彼がなかなか店員さんに話しかけるタイミングがなくて、
ソワソワして左右に動くと、
光りの大群は、あっちへこっちへカーブしたりしながら
道順を残すように動き、

彼が止まるとホッとして、
  体ごと守る(包む)ように集まり、

     ピカピカするのでした。

そうしたとき、光りたちは口々に言うのです。
『よかったね、追いついた。』
『僕は、はぐれなかったよ。』
『わたしだって!』
『人間にはちょっとな距離でも、僕らは追い掛けるの大変。』