ある日のこと。

今年の、十月七日に
何人かで、小富士へ行った。

群青色の車に揺られながら、
片道2時間程かけて
四人で行った。

わたしたちの希望は
背景が霧の景色だった。
行きは夜通し降った大雨で、
朝からまだ残りが降っていた。

止む頃には、きっと程よい霧になるかな、と
全員が期待した。
逢い 対話する≪数・アルファベット・音符≫たち-小富士山
が、
見事に晴れてしまった。