ある日、ある晩のこと。

見たところ白馬は、この世の顔つきをして
ベッドの左脇で立っていた。
何かを言うわけでもなく、わたしのところへ
現れた。

深夜帯2時10分頃から約20分程だったか、
白馬は雄馬だった。
会いにきてくれたものの、まだ周波数を
上手に合わせられないのか、
何かを発しているそぶりではあったが、
言葉として通じず、意志疎通はできなかった。