ある日の、ある夜の食卓。


 母:「右手に持っているものは何?

     何の種類の矛?」

祖母:「そうね。身なりからして、

    神話の世界の人とは、時代が違うと思うの。」

 叔母が眠そうに舟をこぐ。


◇:「かなり凝った装飾がされてある。

   ここなんか彫ってあるもの。

   何に使えるのかなあ。

   今度聞いてみるね。」


 叔母:「聞いてみへ」 あくびをしている。


        ◇